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2021/02/02

ジャパンライム主催セミナー(ZOOM開催)で講演しました Nov. 1st, 2020


 ジャパンライム主催のZoomセミナーで「解剖学に基づいた肩関節拘縮の評価と治療」と題して講演しました。

診療で頻繁に遭遇する肩関節周囲炎や腱板断裂について、

① 肩関節周囲炎と腱板断裂の病態、夜間痛の発生要因、患者さんは何が痛いのか?
② 肩峰下インピンジメントは本当に大結節と肩峰下間で起こっているのか?
③ 遷延化した肩拘縮はどこをどう治療するべきか?

この3つのテーマについて私自身の研究や解剖学、エコー解剖に基づいてお話しさせて頂きました。当日は医師も含め多くの方が全国からご参加くださいました。

理学療法士をはじめ運動器リハビリテーションに関わるセラピストの皆さんや整形外科医に結果が伴う理学療法についてこれからも情報発信していきたいと考えています。

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2020/08/26

ジャパンライム主催セミナー案内「解剖学に基づいた肩関節拘縮の評価と治療」

申込はこちら】(ジャパンライムサイトへ移動します)

日 時:2020年11月1日()10:00~16:00(開場 9:30)

会 場:中央労働基準協会支部
    (
東京都千代田区2番町9番地8

    JR「四ツ谷」駅下車 徒歩8分
    
東京メトロ有楽町線「麹町」駅下車 徒歩3分
    東京メトロ半蔵門線「半蔵門」駅下車 徒歩8分
受講料:11,000円(税込)
対 象:理学療法士、柔道整復師、トレーナー等リハビリテーションにかかわる方
※当日は触診とトレースも行いますので、肩が露出できる服装をご準備ください。
※昼食はご用意しておりませんので、各自お取りください。

[概 要]
日常診療でよく遭遇する肩関節周囲炎や腱板断裂において、臨床上難渋するのは、疼痛と可動域制限です。これらの病態解釈には解剖学とその機能の理解が必要不可欠です。

本セミナーでは、疼痛発生要因と可動域制限因子について解剖学を基に解説します。その上で、治療のターゲットとなる軟部組織を同定し、的確に組織間の滑走性を改善させるスキルを身につけます。

温故知新をテーマとして、我々の最新の知見も含め、肩関節治療の本質に迫ります。
どっぷり肩関節治療に浸ってもらう1日にしたいと考えています。

当日は触診とトレースも行いますので、肩が露出できる服装をご準備ください。



[内 容]
講義: 10:00〜12:30(途中5分休憩)
① 肩関節周囲炎と腱板断裂の病態、夜間痛の発生要因、患者さんは何が痛いのか?
② 肩峰下イ
ンピンジメントは本当に大結節と肩峰下間で起こっているのか?
③ 遷延化した肩拘縮はどこをどう治療するべきか? 

実技: 13:30〜16:00(途中5分休憩)

① Subacrominal BursaとCHL周囲の治療操作
② Spinoglenoid notch周囲の治療操作
③ Subdeltoid Bursaと棘下筋の治療操作
④ Axillary archと烏口腕筋の治療操作


[講 師]小野 志操(おの しそう)
京都下鴨病院 理学療法部 科長
専門理学療法士(運動器)
整形外科リハビリテーション学会上級指導員

 
平成11年 平成医療専門学院理学療法学科卒業
平成21年 畿央大学健康科学研究科修士課程修了(修士:健康科学)

申込はこちら】(ジャパンライムサイトへ移動します)

2020/08/23

With Corona Project ④ 〜 理学療法のコツ⑴ 〜 「凍結肩(拘縮肩)に対する理学療法の考え方」

FAVPGNフリー素材より引用 





研修会やセミナー・学会などが中止されている昨今、臨床で悩んでいる理学療法士に向けて、何か自分自身で出来ることはないか?と考え、「OH!NO!DX BLOG With Corona Project」と題して本ブログで臨床の理学療法士としてどのように勉強し、患者治療を遂行するべきかを発信することにしました。

前回までは、3週にわたり「Snap PT diagnosis」について記述しました。その中で、臨床の理学療法士として本質的に大切な「医学的思考(病態解釈の進め方)」とセミナー参加だけでは得られない技術向上と知識を増やす方法として「勉強のあり方=反復して何度も練習(触診・画像読影)し、論文を読んで知識を増やす=これらには時間がかかり、努力が必要」ということについて記載しました。

患者さんを良くするためには、何か魔法のような手技が存在するわけではなく、「医学的思考」を体得し、日々コツコツ努力を継続するという、医療従事者として「当然の努力」しか方法はないと考えています。その中で一つの手段として、一定の領域に到達している先人から「考え方」や「技術」を対面で教えてもらえる「学会」や「ハンズオンセミナー」は有用だと思います。但し、「日々コツコツと努力をした上で」ということがポイントとなります。

さて、相変わらず前置きが長くなる私の悪い癖が出てしまっていますが、今回からは実際の病態に対してどのように私が考えているかについて、整形外科領域の理学療法士がよく遭遇する代表的疾患を通して記載したいと思います。第1回目は「特発性凍結肩(拘縮肩)」について述べたいと思います。

五十肩という呼び名が一般的ですが、この病名は江戸時代の「俚言集覧」という国語辞典から引用されたものです。フランス人のデュプレーが1872年に「肩関節周囲炎」として発表し、1934年にコッドマンが筋攣縮や肩甲上腕関節の拘縮を起こしている状態を「frozen shoulder」と命名しました。その日本語訳として「凍結肩」という用語が用いられています。凍結肩は原因不明の「特発性」の肩関節拘縮と定義されています。

発生要因として糖尿病、甲状腺疾患、デュピュイトラン拘縮、喫煙などの関与が指摘されています。発生頻度は人口の2~5%とされていますが、糖尿病患者の場合は20%ほどに発生すると言われています。

基本的には何らかの要因で、肩甲上腕関節内に炎症(滑膜炎)が波及することによって疼痛と可動域制限が発生する病態と考えられています。その病期については皆さんもご存知の通り、以下の3つに分けられています。

①急性期:強い疼痛のために、肩関節全方向への可動域が制限される時期ではあるが、真の拘縮はないと言われています。運動時痛、安政時痛、夜間痛などが特徴とされます。

②凍結期:特に肩甲上腕関節に限局した他動可動域制限を生じている時期(もちろん肩甲胸郭関節にも問題がある場合がほとんどです)で、疼痛は軽快してきてはいるものの、肩甲帯の動きにより見かけ上の挙上や内外旋運動が行われています。このため肩関節の挙上時に「いかり肩(Shrug shoulder)」となります。

③寛解期:可動域制限や疼痛が改善してくる時期。

病期があるということは、病期ごとに病態が異なります。病態が異なれば治療方法も病期ごとに変える必要があります。

【私の治療方針(病期ごとの治療戦略)】

⑴安静時痛・夜間痛の有無を確認:じっとしていても痛いこの時期(個人的には急性期前期と捉えています)には安静と投薬が治療の第一選択となります。そうです、この時期に闇雲に肩関節を動かしてはいけません。この時期に可動域練習のようなことを行うと結果として治療期間の長期化(症状の遷延化)を招きます。若手の理学療法士が凍結肩治療を難しく感じる多くの理由は、この時期に肩関節の可動域を出すような操作を積極的に行っていることが原因と考えています。症状の原因が炎症であるこの時期の治療に必要なことは「炎症の早期鎮静化」です。となると、我々理学療法士にできることは「安静を保ってもらうように病態を説明すること」と「安楽肢位の指導」しかありません。安静のために、ときには「三角巾」による固定も必要です。(本来、三角巾固定の判断は医師による診察の段階でなされるべきと考えていますが、状況に応じて、理学療法士から医師へ相談することも大切です。)夜間痛は多くの場合、就寝時に肩甲上腕関節が伸展位となっていることで、関節内圧が上昇し誘発されています。この場合、肘関節の下にクッションを入れたり、就寝姿勢を外国のドラマに出てくるような枕などでギャッジアップしたような状態にするなどの工夫が必要となります。本質的な治療は医師による消炎鎮痛薬や睡眠導入薬の内服、関節内への注射療法が主体となる時期です。またこの時期の理学療法は関節運動を伴わない攣縮筋のリラクセーションと愛護的で他動的な肩甲骨運動と肩甲上腕関節運動を数回程度行うだけで十分です。この時期に決して自主トレーニングや積極的自動運動の指導や他動運動を行ってはいけません。前述した治療を行うことで2〜3週間の期間で夜間痛や安静時痛は消失ないし軽減します。

⑵急性期後期:少なくとも安静時痛が消失し、夜間痛は寝返りなどの体動時に限局され、夜間痛があったとしても、体を起こすほどではなくなってきたこの時期を急性期後期として捉えています。この時期に実施する理学療法最大のポイントは夜間痛の完全消失と愛護的可動域練習です。絶対に疼痛を伴うような徒手操作や自主トレーニングの指導を行ってはいけません。この時期に強い強度の理学療法を実施してしまうと、炎症が再燃してしまいます。若手の理学療法士が失敗しやすいピットフォールです。とはいえ軟部組織に加える負荷が弱すぎると過剰な拘縮を完成させてしまいます。何度も先輩理学療法士の技術を見て盗み、トライアンドエラーを繰り返して、技術を体得しなければなりません。そして、この時期の理学療法のターゲットはSubacrominal bursa(SAB)、烏口上腕靭帯(CHL)、棘上筋、棘下筋、小円筋、Spinoglenoid notch周辺の滑膜性脂肪組織(SGNF)となります。これらの組織の滑走性が十分に改善し、柔軟な状態となることで、確実に夜間痛は消失します。これらを理学療法ターゲットとすることで、一つにはSAB内圧が軽減します、そして鎖骨下動脈から分岐した三角筋枝、肩峰枝、上腕回旋動脈の血流が改善します。SAB内圧減少と回旋動脈流量増加が夜間痛の軽減には必須です。目安としては、症状として夜間痛が完全に消失し、肩関節固有の可動域(肩甲上腕関節単独の可動域=肩甲骨の回旋を伴わない可動域)で挙上95°、外転95°、伸展20°、下垂位外旋20°以上が痛みなく獲得できていれば、この時期の理学療法としては満点と考えています。ここまでに(病状により)およそ2週間から4週間程度かかる(もしくはかける)と思います。⑴の時期と合わせると4週間から8週間位ということになります。中にはもっと早く良くなる患者さんもいますし、もっと時間がかかる患者さんもいます。それは病状によります。個人的な感覚としては急性期(前期+後期)が4週間以内で収まれば、まずまず良好な成績と考えています。

⑶凍結期:この時期は炎症の鎮静化と引き換えに完成した関節可動域制限が主訴の主体となります。⑴と⑵の時期に適切な理学療法が実施できていれば、この時期の可動域制限を最小限とすることが可能となります。ここでどの組織を理学療法のターゲットとするべきか、という疑問が湧いてきます。皆さんは凍結肩には2つのタイプがあるということをご存知でしょうか?立原久義先生(大久保病院 明石スポーツ整形・関節外科センター)が肩関節36(2).695-699, 2012 で報告されています。一つは「大胸筋タイプ(前方タイプ)」ともう一つは「肩甲骨・肋骨下制タイプ(後方タイプ)」と命名されています。

「前方タイプ」の特徴:大胸筋の圧痛、胸鎖関節・肋鎖関節の他動運動時痛を有する。肩甲骨の運動は比較的保たれている(あっても軽度)。初診時他動可動域が、挙上110°以上、外旋20°以上、結帯L2以上。治療期間5.6ヶ月。

「後方タイプ」の特徴:肩甲下筋・小円筋・棘下筋など腱板筋の圧痛を有する(大胸筋の圧痛や胸鎖関節・肋鎖関節の他動運動時痛はない)。肩甲骨運動が著明に制限されている。初診時他動可動域が、挙上100°程度、外旋15°程度、結帯L4程度。治療期間9.2ヶ月。

(さらに心理的要素に起因したHypermobile scapulaタイプについて立原久義ほか BoneJoint Nerve3. 639-649. 2013も報告されていますが、今回は割愛します。)

このようにタイプが異なるということは、病態が異なるということです。病態が異なれば、当然ながら治療方法が異なって然りです。

前方タイプに対する私の評価と治療:前方タイプとはいえ、8割ほどには腱板筋に圧痛を認めると報告されています。決定的に異なるのは、「胸鎖関節・肋鎖関節の他動運動時痛」ということになりますので、初診の際に大胸筋の圧痛と合わせてこの所見を確認します。これら特徴的所見が得られた場合、理学療法のターゲットは腱板筋と大胸筋、烏口腕筋、広背筋、大円筋が主体となります。腱板筋の滑走を促し、筋攣縮を除去することはもちろんですし、これら以外の筋や靭帯などの軟部組織に対する治療も必須ですが、合わせてターゲットとして挙げた組織に対しての治療を忘れてはいけません。大胸筋と広背筋を繋ぐAxillary archとその深層に存在する烏口腕筋の拘縮治療を行うことで、良好な治療成績が得られやすいと考えています。我々の研究では烏口腕筋の拘縮治療は凍結肩治療に有効であり、Axillary archを構成する筋も合わせて治療を行うことが有効であると考えています。

後方タイプに対する私の評価と治療:後方タイプの決定的な特徴は肩甲骨の可動域制限です。特に下制、下方回旋、内転、後方傾斜が制限されていると報告されています。我々は肩甲骨の可動域制限には外側縁に付着する筋の拘縮が関与している可能性について報告しました。これらを合わせて考えると、理学療法のターゲットは腱板筋と小胸筋、肩甲挙筋、前鋸筋、広背筋、大円筋が主体となります。前方タイプに対する治療でも前述しましたが、これら以外の軟部組織に対する治療、特に肩甲上腕関節の可動域制限をしっかり除去することは絶対的に必須となります。前出の我々の研究では肩関節屈曲位内旋と肩甲骨下方回旋に関連があることが解っています。つまり屈曲位内旋(いわゆる3rd内旋)の可動域を改善することで、凍結肩に特徴的な肩甲骨下方回旋は改善しやすくなります。

さらに凍結期では、どちらのタイプであっても、徒手療法と併せて理学療法ターゲットに有効な自主トレーニングを行っていただきます。(自主トレーニングの詳細については今回は割愛しますが、治療ターゲットが決まってしまえば、自ずとそのやり方は決まってきます)

もちろん全ての症例がどちらかのタイプに分類できるとは考えていません。特に経過が長い症例(いろいろな病院やクリニック、接骨院などを転々とした症例やそのうちよくなると思って放置していた症例)など我々の目の前に来られた時点で凍結期を向かえられていて、高度な拘縮が完成してしまっている場合などでは、そもそもタイプ分類が困難です。いずれにせよ、一つ一つの所見を丁寧にとり、問診、理学所見から病態を把握して理学療法を展開する必要があることに変わりはありません。凍結期の治療期間が概ね12週から24週程度であればまずまず良好な治療成績で寛解期を向かえることとなります。

高度な拘縮が完成している症例に対する治療:凍結期から理学療法を行わなければならない症例に対する治療は難渋しますし、治療期間が長期化します。運動時痛がないにも関わらず、挙上可動域が90°未満(なかには45°未満)といった症例です。私の経験では12ヶ月以上治療期間を有する場合もあります。このような症例では可動域改善が一朝一夕には進みません。それは病態の背景に組織間の癒着や組織の短縮が存在しているからだと考えています。高度に癒着している場合、それを徒手で剥離することは困難ですし、筋が短縮している場合では筋節数(サルコメア数)が増えない限り、筋束長や筋長が変化することはありません。つまり、こつこつと癒着剥離操作を行いながら、筋節数が増加(リモデリング)する期間が必要になるということです。(病院に設備があるような)医師の考え方からすると、このような症例では鏡視下全周解離術や麻酔下(ブロック下)マニュピレーションを行ったほうが早いと考える場合もあります。そこは医師と患者さんの判断に委ねられる領域ですが、3ヶ月ないし6ヶ月程度の理学療法の期間で徐々にでも(患者さんが満足するスピードで)可動域や症状が改善していれば、理学療法による治療を継続するという場合もあります。このような症例にあっては前述した治療や自動運動(自主トレーニング)と合わせて、スピードトラックを用いた持続伸張(持続牽引)が有効です。

図1: スピードトラックを用いた持続伸張

図1で示すように、肩甲上腕関節の肩甲骨側をベルトで治療ベットに固定した上で、上肢の重さと同等の5kg程度(適度な伸張感が得られる重さ)で10分×2セット持続的に肩甲上腕関節に離開する伸張を加えます。これは患者さんが可能な最大挙上角度よりもやや下げた角度で行います。そうすることで、疼痛自制内で持続的に伸張を関節包靭帯や周辺軟部組織に加えることが可能となります。

図2:①トラックバンドとエラスコット包帯、②アンダーラップ

用いるのは図2①で示すトックバンドとエラスコット包帯です。②で示すようにまずアンダーラップを患者さんの前腕に巻きます。

図3:③トラックバンドを包帯で巻く、④肩甲帯のベルト固定

次に図3③で示すように、トックバンドを前腕掌側と前腕背側に肘関節遠位に挟むように当て、エラスコット包帯でバンドがずれない程度の圧力で巻き上げます。次に④で示すようにベルクロのついたベルトで肩甲帯を治療ベッドに固定します。あとは図1に示したように牽引するという手順で行います。

この持続伸張(牽引)の方法は肩関節だけでなく、膝関節など他の関節の高度な拘縮治療に有効です。写真ではよく分からないかもしれませんが、ご自身で工夫してトライしてみてください。関節包靭帯の拘縮治療として有用であると思います。

今回は「特発性凍結肩(拘縮肩)」に対して私が行っている理学療法とその考え方について記載しました。今回の内容なほんの一例です。本質的に私が皆さんに伝えたいことは、繰り返しになりますが、毎日コツコツ勉強し、繰り返し練習することです。このブログが整形外科領域で臨床に向き合っている、若手の理学療法士の皆さんと患者さんの一助になれば幸いです。

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2020/05/04

肩関節に対する理学療法について講演しました @埼玉 Feb. 9, 2020


群馬にあるLSP[Learning Support for Professionals]という団体からお招き頂き、肩関節に対する理学療法について講義させて頂きました。今回はクローズドセミナーの形で非公式にLSPに所縁がある方々を対象に講義をさせて頂きました。

最近では様々な団体からお招きを頂く機会が増えて来ました。この様な繋がりを通して、整形外科領域における理学療法が発展していければと思っています。私自身まだまだ勉強中です。多くの方々とお話しする機会を頂く中で更に学んで行きたいと思います。

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2017/06/11

第116回 整形外科リハビリテーション学会京都支部定例会に参加しました @ 京都下鴨病院 27 May, 2017


I participated in the 116th regular meeting of The Society for Rehabilitation of Orthopaedics Kyoto brunch.
Ryosuke Nakai had given a lecture about Conservative therapy for Rotator Cuff tear.
This meeting was the first time of the lecture for therapeutic technique to him. He did well considering that he had no experience. His lecture was well organized.

第116回整形外科リハビリテーション学会京都支部定例会「肩腱板断裂に対する保存療法」に参加しました。今回は後輩の中井亮佑先生が講義されました。よくまとめられた内容で分かりやすい講義でした。

次回は6月24日土曜日に開催されます。参加するには事前申し込みが必要です。
2017年6月開催−第117回定例会− 「腱板断裂修復術後再断裂を防ぐ工夫と考え方」
講師:團野翼 先生(京都下鴨病院 理学療法士)
日時:平成29年6月24日 土曜日 18時受付 18時30分開始
会場:京都下鴨病院2階 リハビリ室
定員:24名限定(要事前申込、先着順)
参加費:本学会会員無料、会員外500円
↓ 参加申込はこちらから ↓
http://seikeigeka.blogspot.jp

2017/05/08

第3回ベーシックセミナーのご案内


整形外科リハビリテーション学会滋賀支部・京都支部共催 第3回ベーシックセミナー
テーマ:「肩関節拘縮における機能解剖学的評価と触診」

日 時:平成29年7月23日(日)
    10時〜17時(9時30分受付開始)
会 場:京都社会福祉会館 4階 ホール
定 員:100名
参加費:3000円(会員・非会員とも:当日会場受付でお支払いください)
※各支部のLINE@ポイントカードのスタンプが10ポイント貯まっていれば参加費無料
(申し込みフォームにて事前申請が必要です)

※専門理学療法士制度ポイント認定講習会・研修会に申請中

参加申込:専用申込みフォームより(要事前申込)
     https://pro.form-mailer.jp/fms/1835a067119878

申込開始:平成29年5月8日午前0時より申込受付中

内 容:肩関節前方組織の機能解剖学的評価と触診  
     講師:三倉 一輝先生(城北整形外科クリニック 理学療法士)
    肩関節上方組織の機能解剖学的評価と触診  
     講師:中井 亮佑先生(京都下鴨病院 理学療法士)
    肩関節後方組織の機能解剖学的評価と触診  
     講師:為沢 一弘先生(京都下鴨病院 理学療法士)
    肩関節下方組織の機能解剖学的評価と触診  
     講師:團野  翼先生(京都下鴨病院 理学療法士)
    肩甲帯周囲組織の機能解剖学的評価と触診
     講師:藤原 信吾先生(宇治武田病院 理学療法士)
※講義の順番は前後する場合があります。

今年で3回目を迎える整形外科リハビリテーション学会滋賀支部・京都支部合同開催のベーシックセミナーの申込受付が始まりました。今年のテーマは肩関節拘縮です。臨床で遭遇する最も多い関節疾患の一つですが、多くの軟部組織で構成されている関節であるがゆえ「どこの組織を治療のターゲットとするか」について評価や病態解釈が難しいと感じることがあると思います。

講師を務める先生方は、整形外科リハビリテーション学会滋賀支部・京都支部に所属する触診検定試験に合格された先生方ばかりです。肩関節の評価と病態解釈、評価として必要不可欠な触診技術について勉強できます。是非奮ってご参加ください。

2017/05/03

腱板修復術後のPlatelet-Rich Plasma(PRP)の効果

Does Pure Platelet-Rich Plasma
Affect Postoperative Clinical Outcomes
After Arthroscopic Rotator Cuff Repair?
A Randomized Controlled Trial

Matthias Flury, MD, Dominik Rickenbacher, MSc, Hans-Kaspar Schwyzer, MD,
Christian Jung, MD, Marco M. Schneider, MD, Katharina Stahnke, MD,
Jo¨rg Goldhahn, MD, and Laurent Audige´ , PhD

Investigation performed at the Schulthess Clinic, Zurich, Switzerland
原文

Figure 2. Mean pain level measured on a 0- to 10-point
numeric rating scale (NRS; 0 = best, 10 = worst pain) for
the control and platelet-rich plasma (PRP) groups within the
first 10 postoperative days. Presented values are the population
inference means derived from a mixed model including
treatment day interactions along with the 95% CI of the
mean (61.96 standard error of the mean).

Fluryらは、棘上筋断裂に対して関節鏡視下縫合術を行った症例120例をランダムにPRPを行った群(60例)とロピバカインを行った群(コントロール群)(60例)に分けてConstant ScoreやOSS、ASES、DASH、疼痛(NSR)などを用いて効果判定を行った。

術後3ヶ月時点でのOSSはPRP群32.9±8.6点、ロピバカイン群30.7±10.0点と統計学的に有意差はなく(P=.221)、術後6ヶ月、術後24ヶ月でも同様の結果であったと報告している。

疼痛に関しては、術後10日間でPRP群は4.5点→1.5点へ、ロピバカイン群は4.4点→2.0点へと減少したが両群間に有意差はなかった(P=.864)。

PRP療法については十分なエビデンスがあるものとないものが混在しているが、一定の効果があることには間違いがないようである。

Applications of Platelet-Rich Plasma in Musculoskeletal and Sports Medicine: An Evidence-Based Approach

PRP療法を受けた症例に対する運動療法ではその効果が十分に発揮できるような安静期間を取る必要があると思われる。どの程度の安静期間が必要なのか、適切な運動療法はどうあるべきなのか、そこの検討が必要であると考えている。

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2017/04/08

肩峰除圧術と運動療法の比較



この報告では、ステロイド注射や単なるストレッチングなどの保存療法で改善が得られなかった肩峰下インピンジメント症候群患者102人を対象に、運動プログラムと鏡視下肩峰下徐圧術の関連を無作為化比較試験(51人づつに振り分けて)で検討しています。


腱板と肩甲骨の安定を目的とした肩峰下の軟部組織をターゲットとした運動療法を12週間行った結果、Constant-Murleyスコアは有意に改善し、肩峰除圧術と同等の治療成績となりました。
機能解剖に即した運動療法の重要性を示唆した内容の論文です。臨床成績の示し方についても学ぶことができました。
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2017/04/04

修復不能な前上方腱板断裂に対する大胸筋腱移行術の長期治療成績

Long-Term Outcome After Pectoralis Major Transfer for Irreparable Anterosuperior Rotator Cuff Tears
Moroder, Philipp MD; Schulz, Eva; Mitterer, Marian MD; Plachel, Fabian MD; Resch, Herbert MD; Lederer, Stefan MD
Journal of Bone & Joint Surgery - American Volume:  1 February 2017 - Volume 99 - Issue 3 - p 239–245 [原文]  [手術説明動画]

Fig. 1. Figs. 1-A through 1-F The surgical technique for the pectoralis major tendon transfer.
 Fig. 1-A The patient is placed in the supine position with the upper body upright at a 30° angle. A deltopectoral approach is used to expose the humeral head in the left shoulder, and the extent and reparability of the anterosuperior cuff tear is evaluated.
 Fig. 1-B If the long head of the biceps tendon is still intact, a tenotomy is performed. Often the tendon is dislocated and can be found medial to the sulcus. The tendon insertion of the pectoralis muscle and the adjacent lateral part of the muscle are exposed. The inferior edge of the muscle is freed from surrounding soft tissue in order to allow the index finger to pass underneath the muscle from the inferior direction.
Fig. 1-C A blunt Hohmann retractor, instead of the finger, is then inserted from inferomedially underneath the pectoralis major muscle toward the proximal humeral shaft, giving access to the backside of the tendon. With a 10-mm chisel, the osseous insertion of the tendon is subperiostally detached.
Fig. 1-D Then the Hohmann retractor is removed, and the same procedure is performed on the anterior side of the tendon.
Fig. 1-E In a shoulder with an isolated subscapularis tendon tear, only the upper half of the tendon is harvested, while in a shoulder with a concomitant supraspinatus tendon tear, the upper two-thirds of the tendon is harvested. In doing so, mostly the abdominal and sternocostal portions of the pectoralis major muscle are harvested because of the twisted tendon insertion. The detached part of the tendon is then secured with stay sutures around the included bone chip, and the pertinent part of the pectoralis muscle is divided from the remainder of the muscle by blunt dissection for a length of approximately 8 cm.
 Fig. 1-F The space between the conjoined tendon and the pectoralis minor tendon is carefully dissected, exposing the musculocutaneous nerve. If the distance between the coracoid and the entrance of the musculocutaneous nerve into the muscle is short, the nerve is freed by blunt dissection in order to create space for the muscle transfer. The index finger is used to create a passage underneath the conjoined tendon, and the detached portion of the pectoralis muscle is pulled through the opening. Caution must be taken to avoid tensioning and interposition of the musculocutaneous nerve. After creation of a shallow trough at the planned insertion site, the transferred tendon is fixed using transosseous sutures or suture anchors. If an isolated rupture of the subscapularis is treated, the transferred tendon is attached to the lesser tuberosity. However, in the case of concomitant involvement of the supraspinatus, the transferred tendon is attached slightly more superolaterally to cover part of the anterior aspect of the greater tuberosity. No attempt is made to close the gap to the infraspinatus tendon.

Postoperatively, patients are managed with immobilization in a sling and passive mobilization with limited external rotation to 0°, abduction to 60°, and flexion to 90° for 4 weeks. After 4 weeks, active-assisted motion is started, followed by active motion with free range of motion after 6 weeks, except for external rotation, which remains limited for 8 weeks. Strength exercises are started 3 months after surgery.
Moroderらは、修復不能な肩腱板広範囲断裂(前上方腱板断裂)で大胸筋腱移行術を施行した患者22例を対象に、術後の長期転帰を報告している。

疼痛(VAS pain)は術後5年の短期成績と比較して術後10年の長期成績では有意に改善している(P=0.001)。Simple Shoulder Test の疼痛項目は術前7点から術後5年で10点(P = 0.004)、術後10年で9点と改善し、術後5年と術後10年では疼痛項目の改善に有意差はなかった(P=0.303)。


ROMは術前と比較して有意に改善し(P=0.029)、特に内旋が改善した(P<0.001)。最終調査時の平均ROMは、外転137° ± 32° 、屈曲133° ± 35°、外旋47° ± 15° 、内旋は第1腰椎棘突起 (±3 levels)であった。


調整後のConstant Scoreは術前の54%から短期追跡評価時に87%に有意に増加したとし(P<0.001)、長期追跡期間の10年時でも83%と有意に高値が維持されたと報告している(P=0.001)。


長期追跡評価時における患者満足度も77%と高く、追跡終了時までに報告された再手術(リバース型人工肩関節置換術)は1例(5%)のみだった。


日本にもリバース型人工肩関節置換術が導入されて2年が経過したこともあり、一次修復不能な腱板断裂においては"リバース"が選択されることも少なくないが、本法やパッチ法、上方関節包修復、Debyre-Patte変法、広背筋腱移行など様々な修復術が存在し、現在も工夫が続いている。あくまでも"リバース"が最終手段である以上、これらの修復術に対応した術後運動療法が求められることになる。理学療法士として研鑽を重ねていきたい。


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2017/04/01

非外傷性腱板断裂についての一考察

Treatment of Nontraumatic Rotator Cuff Tears: A Randomized 

Controlled Trial with Two Years of Clinical and Imaging Follow-up

Journal of Bone & Joint Surgery - American Volume:  4 November 2015 - Volume 97 - Issue 21 - p 1729–1737

非外傷性腱板断裂患者160例(167肩)を対象に、理学療法、肩峰形成術、腱板修復術の効果を比較。施術2年後の主要評価項目のコンスタントスコア平均変化は理学療法単独群(Group 1)18.4点、理学療法+肩峰形成術群(Group 2)20.5点、理学療法+肩峰形成術+腱板修復術群(Group 3)22.6点と有意な群間差は見られず、疼痛スコアや患者満足度にも有意差はなかったとKukkonenらが報告しています。


疼痛

日常生活動作

関節可動域

筋力

この結果に対しては様々な考察が成り立つと思いますが、Kukkonenらも考察している通り非外傷性腱板断裂症例にあっては理学療法が第一選択であるべきだと私は考えます。ただし本研究の結果をみても解るとおり、どのような治療法を選択したとしても、少なくとも1年の治療期間が必要ということです。このことは私の臨床経験における肌感覚とマッチングしています。

もちろん修復をしない場合、断裂サイズが大きくなり偽性麻痺へ移行する患者さんがいるという事実もあります。しかしそうでない患者さんもいて、どのような患者さんが本当に修復術が必要なのかが判らないということが現状である以上、修復術を早期にするべきとする意見にも頷けます。

またアキレス腱断裂は修復するのだから肩腱板断裂も単純に修復したほうがいいに決まっているとする意見があることも承知しています。

ただ私の個人的な見解は、治療方法は患者さんが決めるべきということです。我々医療者は今までの知見をありのままに伝える義務があり、患者さんの意向に沿うことが大切だと思います。

修復術を受けることのメリットの一つに術後に十分な社会的理解が得られるということがあります。つまり「大変な手術を受けたのだから、しばらくは安静にしないといけない」と、患者さんと周囲の方々の理解が得られやすいということがあります。加えて治療終了までの期間や症状変化について期間的な説明がしやすいということもあります。

どのような治療法が目の前にいる患者さんにとってベストな選択となるのかを十分考慮し、保存療法としての理学療法を選択された場合にはプロフェッショナルとして最高の治療が提供できるように日々技術の向上に努めなければなりません。

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2016/05/31

EPoch主催のセミナーで講演しました @尼崎中小企業センター May 29, 2016

講演の様子
EPoch主催のセミナーで「肩関節周囲炎に対する運動療法の考え方と機能解剖学的触診」と題して、5時間にわたり実技を含めた講演をさせて頂きました。

関西だけでなく、東海地方や北陸地方から50名以上ご参加頂きました。

なるべく触診と治療の実技を多くするように工夫しましたが、少々ボリュームが多すぎ用意した資料の内容をすべて網羅することができず反省しています。

ただ、臨床で必要な考え方と触診技術の重要性についてお伝えできたのではないかと思っています。

今後も整形外科領域の理学療法の治療成績向上と多くの患者さんたちのために、このような活動を継続していきたいと思います。

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2016/05/19

ICSET 2016 で発表してきました @ ICC JEJU KOREA, May 18-20, 2016


ICSES(The13th International Congress of shoulder and Elbow Surgery)と共同開催されているICSET(The 5th International Congress of Shoulder and Elbow Therapist)で「Applications of  modified Debeyre-Patte Procedure to Physical Therapy for Infraspinatus 」という演題を口述発表しました。

近場の韓国 済州島での開催でした。思えば3年前の名古屋開催だった時は、まさか自分が国際学会で発表することになるとは夢にも思いませんでした。でもその3年前にCORS 2013でPoster発表し、翌年にはISTA 2014でも同じくE-Posterで発表しました。

そして今回は遂にPodiumでの発表をすることになりました。

日本の学会とは異なり、いろいろな国の理学療法士の話を聴くことが出来ました。お国柄や世界中の理学療法士の考え方を聴く機会はなかなか無いので、興味深くいい経験となりました。

私が率直に感じたことは、国際学会の共用言語が英語である以上、やはりnativeが有利であるということです。いつも国際学会に参加して感じるのですが、英語をもっと勉強しないといけません。論文を読むことには多少慣れてきましたが、やはりその場で話すのとはまるで違います。帰国したら更に勉強しなければいけません。

次に感じたことは、外国人は筋トレが好きということです。どのような筋トレが効果的かについての演題が圧倒的に多いです。

私個人としては「ちゃんと動く」ことの次に、その患者さんが必要な「筋力を強化する」ということが大切と思っています。それは拘縮がある中で、いくら「筋力を強化」してもあまり意味をなさず、「綺麗に動くこと」言い換えるなら「元通りに動くこと」を重要視しています。日本人とその辺りの感覚が違うのでしょうか、それとも私の感覚が少し世界とはズレているのか、いつも謎です。

そして私が知る日本人の理学療法士は、繊細で丁寧な治療をしているということを強く感じました。これは医師の手術を見ていても同じことを感じます。

いずれにせよ、とてもいい経験をすることができました。

これからも一つ一つ積み重ねていきたいと思います。

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2016/03/27

拘縮肩症例関節包の伸張性が肩ROMに与える影響

本研究では、造影剤を用いてX線画像を撮影し、関節包の大きさを計測しています。

本研究の結果から、

関節包の大きさと関節可動域の相関の結果から、関節可動域(屈曲,外転,下垂位外旋,外転位外旋,外転位内旋および CTD)に相関しているのは inferiorpouchの大きさだけであることが分かり、anteriorpouchと posteriorpouchの大きさは関節可動域と相関していない。

拘縮症例では、inferiorpouchの大きさと外転角度、外転位外旋、CTDと相関がある。

ということが示されました。

肩関節運動と関節包の伸張性の関係と合わせて考えると、inferiorpouchでも「直下が外転」、「前下方が外転位外旋」、「後下方が結帯」の制限因子となっていることが推察されます。

本研究の結果は理学療法を行う上で、重要な示唆を与えてくれています。

私が以前CORSで発表した結帯動作と関連するGHJの可動域でも、外転、屈曲位内旋、伸展位内旋が相関しており、いずれもinferiorpouchとの関係が考えれました。

CORS2013ポスター
本研究の結果は、拘縮肩症例の外転位、外転位外旋、結帯の可動域を改善させる理学療法に反映させるべき知見です。

2016/03/20

肩関節周囲炎に対する運動療法の考え方 〜 エポック主催のセミナーで講演します


エポック主催のセミナーで「肩関節周囲炎に対する運動療法の考え方」について講演させて頂くことになりました。

肩関節周囲炎に対する運動療法で大切なことは、安静時痛・夜間痛・運動時痛を主体とする疼痛をいかに軽減させるかということと、拘縮による可動域制限の改善することの2点であると思います。

痛みがあり、硬くなっている関節を動かしていくことは容易なことではありません。

但し、病態を十分に理解し、炎症過程と解剖に即した理学療法を行うことで一定の治療成績を得ることができます。

肩関節周囲炎だけでなく、理学療法において「すぐに改善する」とか「5分で変化する」などといった「魔法」は存在し得ません。

確かに即時的に大幅に改善することを経験することは私自身もあります。患者さんからは「魔法みたい」とか「神の手」などとお褒めの言葉をいただくこともあります。

でもそれは「そういうことが可能であった病態」という、ただそれだけのことです。

すべての症例で「そういうことが可能」というわけではありません。同じ「拘縮肩」や「肩関節周囲炎」という診断名でもその病態や病期は様々です。

今回の講演では「肩関節周囲炎」における疼痛に対する理解と、肩関節の解剖についてなるべく詳細に解説した上で、できるだけ実技を行いたいと考えています。

Up-to-Dateした内容として、可動域改善に重要な肩甲帯と肩甲上腕関節に対するアプローチとDebyer-Patte変法という手術法の概念に基づく運動療法について説明します。本法の有効性については今年のICSET(国際肩肘療法士学会)で報告するトピックスです。

セミナーへのご参加はエポックホームページからお願い致します。
 http://seminar.ep-och.com/seminar/1817


2015/05/12

船橋整形外科病院でRSAの手術見学をしてきました April 24, 2015 @ 船橋整形外科病院


船橋整形外科病院でRSAとARCRの手術見学をしてきました。当院の團野先生と行きましたが偶然、ツカザキ病院の柴原先生と金井先生とご一緒させて頂くことになりました。

菅谷啓之先生からお誘い頂き、クリニカル リサーチ ミーティングにも参加させて頂きました。最新の手術と最高の技術を目の当たりにして、自身のRSAに対する運動療法についても再考する機会となりました。また情熱あふれるミーティングに多くの刺激をいただき、研究に対するモチベーションもあがりました。

国際学会での発表と英語論文への投稿を目指して更に努力を続けようと思いました。

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整形外科リハビリテーション学会特別講演会に参加しました April 18, 2015 @名古屋プライムセントラルタワー


船橋整形外科病院の菅谷啓之先生が腱板断裂に対する鏡視下手術とRSAについてご講演下さいました。

私が勤務する京都下鴨病院でも森大祐先生がRSA手術を始められ、私も何例か担当させて頂いていますので、大変興味深く聴講しました。

RSAに対する運動療法の考え方について菅谷先生と直接お話させて頂く事ができ、とても勉強になりました。また自身の治療方針や評価基準についての方向性も再確認することができ、大変充実した時間でした。

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2014/12/08

整形外科リハビリテーション学会大阪支部特別講習会 Nov.30, 2014 @ 大阪保健医療大学


大阪保健医療大学において開催された整形外科リハビリテーション学会大阪支部特別講習会に実技講師として参加してきました。

今回のテーマは「肩関節拘縮の評価と運動療法」についてでした。メイン講師は私の専門学校時代の同期で、さとう整形外科の赤羽根良和先生でした。赤羽根先生は学生時代から成績優秀で同期の中で間違いなく出世頭です。「肩関節拘縮の評価と運動療法」(運動と医学の出版社)という本も昨年執筆され、講演内容も肩関節の機能解剖に則して具体的で臨床に活きる内容でした。同期の活躍は素直に嬉しく、私も「追いつけ、追い越せ」と日々刺激を受けています。

講演中はもちろん講演時間以外の休憩中にも赤羽根先生に臨床のことや研究のことについて話す時間が持て、久々にゆっくりと同期談義ができました。

赤羽根先生以外にも同期で活躍している岡西尚人先生(平針かとう整形外科・名古屋市)や辻修嗣先生(生田病院・滋賀県湖南市)にも日々刺激をもらっています。同期の中で学生時代は「落ちこぼれ組」に属していた私ですが、いつか彼らに追いつけるよう日々精進していきたいと思います。

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2014/09/14

1st HORSS Workshop(姫路整形外科リハビリテーション&スポーツ研究会 第1回研修会)で講演をしました 12 Sept. 2014 @姫路市勤労会館


姫路整形外科リハビリテーション&スポーツ研究会(HORSS;http://horss.jimdo.com)で臨床に繋がる肩関節の解剖とバイオメカニクスについて講演をさせて頂く機会を頂きました。

今回は導入編ということで、臨床的な評価に必要な解剖とバイオメカニクスについて簡単に整理してお話をさせて頂きました。

10月、11月とコースでご依頼を頂戴していますので、10月(第2回)は肩上方組織に起因する問題点と治療について、11月(第3回)は肩下方組織と関節包に起因する問題点と治療について講演させて頂きます。

第2回研修会の申込受付が既に始まっているようです。もしご興味がありましたら是非ご参加ください。一緒に肩関節治療について考えましょう。

内容:「肩関節拘縮の評価と治療 〜肩上方組織を中心に〜」
講師:小野志操(京都下鴨病院 理学療法士)
場所:姫路市勤労市民会館   第7会議室
日時:平成26年10月10日 19:00~21:00

申し込み受付期間:平成26年9月12日~10月5日まで
(定員に達し次第、受付終了となります)
参加費:500円
申し込み受付(HORSS主催 第2回研修会申込フォーム)

2014/09/08

整形外科リハビリテーション学会神戸支部立ち上げシンポジウムご案内

 
 
整形外科リハビリテーション学会神戸支部が設立され活動を開始します。
 
記念すべき第1回は「肩関節疾患における基礎と臨床~最新知見と臨床応用~」と題してシンポジウムが開催されます。
 
私もシンポジストとして講演させて頂きます。
 
シンポジスト・講演タイトル

稲葉 将史 先生 大久保病院
「肩関節の解剖・機能解剖  ~肩甲上腕関節を中心に~」

山本 昌樹 先生 大久保病院
「鏡視下腱板修復術後の運動療法のポイント」

辻 修嗣 先生 生田病院
「肩甲下筋断裂を伴った鏡視下腱板修復術後の運動療法と課題」

小野 志操 先生 京都下鴨病院
「関節包性拘縮肩に対する機能解剖学的アプローチ」

永井 教生 先生 京都下鴨病院
「投球障害肩の診方 ~病院に勤務する理学療法士の立場から~」

期日
2014年10月26日(日) 14:00~16:30  受付開始13:30

会場
神戸総合医療専門学校 大講堂
兵庫県神戸市須磨区友が丘7丁目1-21
(神戸市営地下鉄  名谷駅下車南へ徒歩約15分)
*ご来場の際は公共交通機関をご利用ください

アクセス
http://www.kobecc.ac.jp/kouthsu/

参加費
・整形外科リハビリテーション学会会員 2,000円
*2014年10月期からの会員を指します。会員の皆様にはお早目の登録手続きをお願い致します。

・会員外 4,000円 
   
お願い
受付の混雑緩和のため,フォームによる事前登録にご協力をお願いします。

お問い合わせ先
整形外科リハビリテーション学会神戸支部 事務局  [担当:井原]
E-mail:seikeireha.kobe@gmail.com
 
私の故郷での支部設立で、そこに関われることはこの上ない喜びです。
 
是非奮ってご参加ください。


2014/09/07

合同会社gene主催セミナー 「触診〜関節の機能解剖〜」で講義をさせていただきます


僭越ながら整形外科リハビリテーション学会本部からの拝命により、合同会社gene主催の触診講習会で講師を務めさせて頂くこととなりました。

テーマは「肩関節周囲の触診」です。触診技術についてなるべく丁寧にお伝え出来るよう心がけて講義をさせて頂きます。

林典雄先生著の「機能解剖学的触診技術」をご愛読の先生方はよくお分かりになられると思いますが、実際に触診してみると「おそらく触れていると思うが、確信が持てない」「誰か確認してくれる先輩がいたらいいのに」ということに遭遇することがあると思います。

本会の定例会で触診を行っていても、参加された先生方からこのような声を聞くことが多いです。

” 一から肩関節の触診をしてみよう ”

” 普段の復習をしてみよう ”

” 確認したいところがある ”

という先生方は是非、本セミナーにご参加ください。

本セミナーではランドマークとなる骨の触診から、運動療法を行う上でターゲットとなる靭帯・筋などの軟部組織まで、肩関節周囲の触診を網羅しています。

今回は私、小野志操がメインで講義をさせて頂きますが、実技講師として、

JAとりで総合医療センターの豊田和典先生
吉田整形外科病院の富川直樹先生

両先生にもご指導頂けることとなりました。

浅学菲才な私ではありますが、だからこそ参加される先生方の疑問点やpitfallが理解できているつもりです。

会場は東京ですが、是非ご参加頂いて有意義な一日にしましょう。

参加申込は合同会社geneホームページより
http://www.gene-llc.jp/seminar_info/?id=1400898948-314488

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