本研究の結果から、
拘縮症例では、inferiorpouchの大きさと外転角度、外転位外旋、CTDと相関がある。
ということが示されました。
肩関節運動と関節包の伸張性の関係と合わせて考えると、inferiorpouchでも「直下が外転」、「前下方が外転位外旋」、「後下方が結帯」の制限因子となっていることが推察されます。
本研究の結果は理学療法を行う上で、重要な示唆を与えてくれています。
私が以前CORSで発表した結帯動作と関連するGHJの可動域でも、外転、屈曲位内旋、伸展位内旋が相関しており、いずれもinferiorpouchとの関係が考えれました。
CORS2013ポスター |
本研究の結果は、拘縮肩症例の外転位、外転位外旋、結帯の可動域を改善させる理学療法に反映させるべき知見です。