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2020/09/06

With Corona Project ⑥ 〜理学療法のコツ⑶〜 「変形性股関節症に対する理学療法の考え方」

freepik(フリー素材)より引用




今回は変形性股関節症(股OA)について記載したいと思います。凍結肩、膝OAと合わせてCommon diseaseのひとつです。前回の膝OAでも記載しましたが、関節症性変化をきたす疾患の多くは多因子疾患です。なかでも力学的負荷とその蓄積が関節軟骨の初期変性と軟骨下骨のターンオーバーの異常に関与していると考えられています。また、本邦においては股関節痛を有する患者は解剖学的に寛骨臼形成不全を有する割合が多いことが知られています。つまり、股OAの背景には「股関節の不安定性」が関与しています。

股OAの病態を解釈する上で、大規模疫学調査の論文を紹介します。Iidaka T et al. Osteoarthritis and Cartilage 24(1) 117-123, 2016

この報告は、 2975例(男性1043例、女性1932例、平均年齢70歳=23-94歳)を対象に年齢、性別、股OAの程度(単純X線評価:KL分類2以上を股OAとし、3以上を進行股OAとしています)、疼痛の有無について調査を実施しています。股OAの有病率は男性18.2%、女性14.3%で、進行股OAはそれぞれ1.34%、2.54%でした。股OAを有し、かつ股関節の疼痛を有する頻度は、男性0.29%、女性0.99%で、男女ともに股OAの有病率は年齢に依存していないと報告されています。性別において、男性は股OAの有意な危険因子だった一方で、女性は進行股OAならびに疼痛の有意な危険因子でした。また、進行した変形は、疼痛の有意な危険因子と報告されています。私がこの論文を読んで、「ふむふむ」と納得できたことの一つに、股OAの程度は疼痛と関連があるものの、画像で股OAがあっても、「必ずしも疼痛を伴わない」ということです。つまり、主訴と画像所見を安易に結び付けるべきではないということです。このことは前回の膝OAの時にも記載しましたが、解剖学的構造破綻による機能変化(症状)は患者さんによって様々であるという当たり前のことを忘れてはならないということを示唆しています。

2000年代からは、大腿骨寛骨臼インピンジメント(Femoroacetabular Impingement Syndrome:FAIS)という病態も脚光を浴びる様になりました。FAISは股関節の軽度な形態異常を背景に、日常生活動作およびスポーツ活動における股関節の可動時に寛骨臼と大腿骨が衝突(インピンジメント)を来して、関節唇損傷や軟骨損傷を生じ、鼠径部痛や変形性股関節症を生ずる病態を指しています。手術手技の確立や手術機器の進歩に伴い、欧米で急速に股関節鏡視下手術の件数が増加しています。本邦でも年々股関節鏡視下手術の件数が増加していることは皆さんもご存知の通りです。

もう3年前になりますが、この様な報告があります。( Kremers HM et al. Arthroplasty 32(3)  750-755,  2017 ) 

2005年から2013年までの8年間で保険請求データから、アメリカにおける股関節鏡視下手術の推移を調査した報告です。患者年齢、性別、股関節鏡視下手術後の再鏡視手術と人工股関節置換術についても調査しています。股関節鏡視下手術件数は、2005年の保険加入者10万人比3.6件が2013年には16.7件と著しく増加していました。2年累積での再鏡視率は11%、人工股関節置換術施行率は10%に昇っています。手術時55歳〜64歳の症例における5年累積での人工股関節置換術施行率は35%と高率でした。この理由については、本論文内でも言及されている通り、手術適応判断の誤りが考えられます。特に重度の軟骨損傷の存在は有意な成績不良因子とされます。寛骨臼形成不全を有する割合が多い本邦では、この点に注意が必要な訳です。股関節鏡視下手術では多くの場合、股関節に対して牽引操作を加えた上で、関節包を切離し、Pincer Trimmingを行った上で、Labrum Repairをします。更にCam Osteochondroplasyを加えて、関節包を縫合して手術を終了するという流れとなります。何が言いたいかというと、手術適応の判断を誤ると「関節の不安定性を助長」する可能性があるということです。敢えて付け加えますが、決して股関節鏡視下手術を否定しているわけではないことをご承知ください。あくまでも適応が大切ということです。

FAISに対する股関節鏡視下手術VS理学療法(生活動作の修正を含む)という研究はいくつかあります。どちらも治療成績に有意差がなかったとする報告 Mansell NS et al. Am J Sports Med2018;46:1306-14.あれば、股関節鏡視下手術の方が優れているとする報告 Palmar AJR et al. BJM 2019 364. もあります。どちらの報告の理学療法もいわゆる「コアトレーニング(体幹トレーニング)」を標準化された理学療法として採用しています。

ここで、我々理学療法士が考えなければならないことは、股OAに対する理学療法では如何に股関節の「安定化を図る」かということです。股関節の変形(軟骨損傷の程度)が股関節痛と関連しない時期があり、関節の不安定性が高まると変形が進行するという事実を考えれば、「股関節の安定化」が股OAに対する理学療法のKeywordということになります。この考え方は肩関節の理学療法でいうところの「支点形成」と全く同じと捉えています。肩関節の場合、上腕骨と肩甲骨の間、つまり肩甲上腕関節の安定化のために、上腕骨頭と肩甲骨臼蓋の位置関係を構成する軟部組織の拘縮を取り除いた上で、肩甲上腕リズムの正常化を促します。股関節の場合も同様と捉え、寛骨臼と大腿骨頭の位置関係を構成する軟部組織の拘縮除去と、その上で如何に骨盤と大腿骨の協調運動を正常化させる=股関節を安定化させるかが理学療法の鍵となります。
 FAVPNG(フリー素材)より引用

私自身もいわゆるコアトレーニングを患者さんに行っていただきます。でもそれは、あくまでも骨盤と大腿骨の協調運動を正常化させることが目的で、「体幹の筋力強化」を目的としているわけではありません。一例としていわゆるPlankを考えてみます。Plankは前述した標準化された理学療法としても採用されています。寛骨臼と大腿骨頭の支点を形成させた上で、骨盤の後傾を促す腹筋の収縮と腰背腱膜に付着する筋の攣縮除去に有効なトレーニング手法として私は捉えています。しかし、なかには腹筋と背筋の共縮(同時収縮)と捉えて実施している理学療法士やトレーナーがいます。Plankで腹筋と背筋の共縮を促すことは生理学的に不可能です。このことは生理学でいうところの相反抑制を考えれば至極当然です。通常Plankでは腹筋群の筋収縮が起こります。その際、背筋群の収縮は相反抑制により抑制されてしまいます。このことは筋電図学的実験でも明らかになっています。下代ら 実験力学 2018 18(3) 184-191

では、どの様な手順で理学療法を進めていくべきなのでしょうか。

①股関節痛の誘引となっている軟部組織の拘縮除去
②股関節の支点形成(骨盤と大腿骨の協調運動練習)

私はこの2点を基本的な考え方として股OAに対する理学療法を行っています。もちろん動作練習や疼痛回避動作指導も併せて行います。これらを行うことで患者さんが許容できる症状状態(The patient acceptable symptomatic state:PASS)を獲得できることが可能であると考えています。当然のことですが、膝OA同様、軟骨下骨にまで変性が及んでいる病態(KL-4)では理学療法は適応外でTHAの適応であると考えています。

最後に①でターゲットとしている軟部組織について簡単に説明したいと思います。

軟骨が一定程度残存(KL≦3)していれば、骨性の疼痛とは考えられません。つまり股OAとはいえ、疼痛を惹起しているのは軟部組織ということになります。繰り返しになりますが、股OAでは「関節が不安定」なわけですから、何とか関節を安定化させようとして股関節周囲筋は攣縮します。更に股関節内で炎症が起これば、股関節包に付着する筋には反射性攣縮が引き起こされると考えられます。加えて、臼蓋形成不全や先天性股関節脱臼などを背景に持つ二次性股OAでは骨盤が前傾位となりますから、股関節前方に圧縮応力が加わるアライメントとなっています。これらの条件から導き出される軟部組織で、かつ圧痛が確認できる組織が理学療法のターゲットとなると考えています。(もちろん各種整形外科テストで所見をとることも大切ですが、股関節では特異度が高い整形外科テストが少ないということを十分に理解しておかなければなりません。)

ここまで考えると、理学療法のターゲットとして、AIIS周囲の脂肪組織、大腿直筋直頭・反回頭、股関節包に付着を持つIliocaspralis、腸腰筋、小臀筋、外側広筋、梨状筋、内閉鎖筋、外閉鎖筋、更に恥骨筋、長内転筋、腸恥滑液包、大転子滑液包、大腿筋膜(含む大臀筋)などが挙げられます。

AIIS周囲の脂肪組織については尊敬する加谷光規先生の論文があまりにも有名です。Kaya M PLOS ONE 2018 ぜひご一読ください。

上述の軟部組織の一部ですが、徒手操作については理学療法ジャーナル 2019 53(2) Femoroacetabular impingement に対する評価と治療」の項に記載してありますので、機会があればお読みいただければと思います。

いつも言うことですが、まずは患者さんの訴えに耳を傾け、丁寧に問診を行なって、触診・理学所見・画像所見から問題点を抽出することが大切です。理学療法診断が決まれば、自ずと行うべき理学療法は決定されます。

このブログが皆さんの日常理学療法診療の一助になれば幸いです。

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2020/01/05

1st Vail friends study meeting @国立オリンピック記念青少年総合センター Sept. 28-29, 2019


昨年(2018年)冬にVailの解剖実習を共に過ごしたメンバーと久々に再会して、それぞれが解剖実習後にどのような臨床や研究をしているか、解剖実習での学びをどう活用しているかを報告する会に参加しました。


発起人はもちろんマブダチの仁ちゃんこと畑中仁堂先生です。
Vailで世話人をしてくださったDr. Jimmyこと宇都宮啓先生も参加してくださり、最新の股関節解剖とバイオメカニクスについてご講義して頂きました。

僭越ながら私もFAIとGPAについて実技を交えた講義をする機会を与えていただきました。
こうして全国の同志と繋がりを持てることを嬉しく思い、真剣ながらも楽しい時間を過ごすことが出来ました。

来年も開催される予定です。日々精進を重ねていきたいと感じました。

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2018/02/15

EPoch主催セミナーで「股関節に対する機能解剖学的運動療法〜鼡径部痛からTHAまで〜」について講演しました 2-3, Feb., 2018 @ 尼崎中小企業センター

セミナーの様子
EPoch主催のセミナーで「股関節に対する機能解剖学的運動療法〜鼡径部痛からTHAまで〜」と題して講演させて頂きました。

2日間で10時間の実技を含めた講演でした。実技講師として為沢一弘先生にも手伝って頂きました。

受講者は関西圏はもとより北海道、関東、北陸からもお越しになられていました。
内容については今回もいたってシンプルです。鼡径部痛を引き起こす要因としてFemoroacetabular Impingement、Igunial Disruption(Sports Man hernia)、腰椎椎間板変性、仙腸関節障害についての概略、THA脱臼のメカニズムと脱臼防止の運動方向とその臨床的評価の仕方、股関節周囲の触診、治療方法について実技を交えてお話しさせて頂きました。

EPochさんでは講演後に受講者アンケートの結果を開示してくださるのですが、今回のセミナーでは前回のアンケート結果よりも高い評価を頂けました。
前回の結果は当ブログより>> http://super-pt.blogspot.jp/2017/09/epoch-2-3-sept-2017.html

今回のセミナーの感想「とても良い」100%
次回も講師のセミナーを受けたいか「是非」100%
出来過ぎの評価を頂きました。中学生のとき以来の100点です。
何人かはリピーターや教え子の先生もお見えでしたので、おまけをしていただいているような気もしますが、素直に嬉しいものです。

受講者コメント
以前もブログに書きましたが、私がセミナーの講師をお引き受けする最大の理由は、後進の育成です。それに対して様々な方法や考え方があると思います。私は臨床で結果を出し、学会や論文という形で発表していくことが本質的で最良の方法だと考えています。しかし、技術職である以上、技術の伝承も同時に行っていく必要があります。医師のように「臨床・教育・研究」が一体となっておらず、免許取得後の研修制度がない我々理学療法士にとって、今回のようなハンズオンセミナーは必要だと思っています。

受講者の先には患者さんがいると思って講師の依頼を頂いた時には、なるべく受けるようにしています。これからも、このような活動にも尽力していきたいと思います。


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2017/11/05

EPoch主催のセミナーで2日間の股関節ハンズオンセミナーをします。


【2日間実技講習会】

股関節疾患に対する機能解剖学的運動療法〜鼡径部痛からTHAまで〜


日時:平成30年2月3日(土)・4日(日) 2日間
   両日ともに10時30分開始、16時30分終了


参加費:21,600円(税込)

募集人数:20名限定

講師:小野志操
京都下鴨病院 理学療法部 主任理学療法士 
専門理学療法士(運動器)
整形外科リハビリテーション学会上級指導員(認定AA)
修士(健康科学)

実技講師:1名(整形外科リハビリテーション学会認定B取得者)

セミナー内容
【概要】
 日本人では臼蓋形成不全股が多く、関節不安定性に起因した股関節周辺部痛がみられます。一方、Femoro-acetabular Impingementの概念が提唱されて以降、股関節唇損傷にフォーカスが当てられることも少なくありません。
 本セミナーでは股関節周辺部痛の病態と股関節周囲の解剖について解説した上で、病態解釈の基本となるX線画像やMRI画像の見方と解釈の仕方、FAIを含む股関節周辺部痛の解釈、変形性股関節症の成り立ちとTHA手術後の脱臼予防の考え方と具体的な運動療法の紹介、触診技術と具体的な評価方法および運動療法について、実技を中心に紹介していきます。

プログラム
【第1日目】
●股関節の形態と解剖学的基礎知識
●鼡径部痛(含むFemoro-acetabular Impingement)の解釈
●画像所見の見方
●変形性股関節症の病態 〜一次性と二次性について〜
●THAの手術と脱臼予防の考え方と運動療法の紹介(症例ビデオ)
●股関節の評価に必要な触診(実技)
【第2日目】
●股関節周辺部痛に対する評価と運動療法の実際(実技)

詳細・申込はEpoch websiteより

2017/05/01

メディカルスタッフのための股関節鏡セミナー2017 in 京都 @京都リサーチパーク 29 Apr., 2017


メディカルスタッフのための股関節鏡セミナー2017 in 京都 ( https://hasms.jimdo.com )が開催されました。
僭越ながら世話人をさせて頂きました。このような機会を与えて頂いた内田宗志先生に大変感謝致しております。
世界でご活躍されておられる医師の先生方と股関節リハビリテーションに精通されておられるセラピストの先生方にご講演して頂きました。座長と演者の労を執って下さった先生方には感謝してもしきれません。

全国から200名を超える医師、看護師、理学療法士・セラピストの方がお集まりくださり、盛会のうちに終了する事が出来ました。これもひとえに本会に携わって下さった皆様のご支援とご協力があったからこそです。本当にありがとうございました。心より感謝申し上げます。

至らない点が多々あり、ご迷惑をお掛け致しました事をこの場をお借りしてお詫び申し上げます。
最後に、今回の会では京都下鴨病院 理学療法部のスタッフと、当院スタッフの友人の理学療法士の先生方、実習に来ている学生さんが、準備から当日運営まで多忙な臨床がある中ボランティアで活動してくれました。彼らの尽力なしには本会は成立しませんでした。本当に感謝しています。当院理学療法部スタッフの結束力を誇らしく思える会となりました。
為澤一弘、團野翼、小竹里佳、大渕篤樹、佐々木拓馬、服部隼人、中井亮佑、天鷲翔太、堀内奈緒美、鷲見有香、高橋蔵之助、小林駿也(以上敬称略)、学生の濱野くんと山形くん、お手伝い下さった中部学院大卒業生の4名の先生方、以上の18名が本会を運営してくれました。本当にありがとう。

2016/08/09

整形外科リハビリテーション学会主催 第17回宿泊研修会で講演をしてきました @湯の山温泉 希望荘, Aug. 6-7, 2016


整形外科リハビリテーション学会主催 第17回宿泊技術研修会で「股関節前方部痛に対する評価と治療〜運動療法の対象となる組織を見極める〜」と題して、100分間の講演と実技指導をしました。

全国から100名を超える参加者があり、1日目には触診技術の講義と実技、2日目には治療の講義と実技が行われました。

2日目の1コマ目を担当させて頂きました。

同期のさとう整形外科 赤羽根良和先生、恩師の運動器機能解剖学研究所 林典雄先生と講演させて頂ける機会を頂き、感慨一入でした。

これからも理学療法とリハビリテーション技術の発展に貢献できるように、日々の臨床を丁寧に積み重ねていきたいと思います。

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2015/05/12

EPoch主催のセミナーで「股関節前部痛に対する解釈と運動療法について」講演しました April 29, 2015 @ 大阪


EPoch主催のセミナーで「股関節前部痛に対する解釈と運動療法について」講演しました。

関西を中心に多くの先生方が参加してくださいました。今回のセミナーではUp-to-dateした内容となるよう、実際の症例に対して行っている治療技術についても実技を含めてお話させて頂きました。

このようなセミナーを通じて、より多くの療法士の先生方に治療技術が伝達していければと思います。

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2015/05/11

第1回HORSS特別講演会で「FAIの運動療法について」講演しました April 4, 2015 @ 兵庫県立姫路労働会館


HORSSの第1回特別講演会が開催されました。
産業医科大学若松病院の内田宗志先生、ツカザキ病院の柴原基先生が最新の股関節鏡視下手術についてとFAIの診断についてご講演されました。


僭越ながら私もFAIに対する運動療法の工夫について講演させて頂く機会を与えて頂きました。

常にUp-to-dateされる最新の股関節鏡視下手術について学ぶことが出来ました。私自身の理学療法も常に患者さんをより良く出来るよう、工夫と改善を続けていきたいと思います。

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HORSS定例会で「Femoroacetabular Impingementに対する運動療法について」講演しました Mar 27, 2015 @ 姫路市勤労会館


月に一度、姫路市のツカザキ病院で臨床指導の後、姫路整形外科リハビリテーション&スポーツ研究会(HORSS)で講義をしています。

今回はFAIに対する運動療法についてお話をさせて頂きました。特に保存治療における理学療法の私のポイントを中心に約1時間講義をしました。

徐々に参加くださる方が増えて来ています。兵庫県西部の先生方は是非一緒に機能解剖に即した運動療法について考えましょう。

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2015/04/06

メディカルスタッフのための股関節鏡セミナー 2015 in 札幌で講演しました @ 札幌 Mar 14-15, 2015



メディカルスタッフのための股関節鏡セミナー 2015 in 札幌で講演とパネルディスカッションをさせて頂きました。

今回は札幌医科大学整形外科の加谷光規先生からお声を掛けて頂きたいへん貴重な経験ができました。

1日目は日本の股関節鏡手術のトップリーダーである8名の整形外科医の先生方がご講演され、2日目には日本の股関節理学療法を牽引する6名の理学療法士の先生方がご講演されました。その中に私も加えて頂き、恐縮しつつも普段の臨床を精一杯発表させて頂きました。

加谷先生と座長の労をとって頂いた新潟市民病院整形外科の伊藤雅之先生から講演後にお褒めの言葉を頂くことができ、重責を果たすことができたような、未熟な部分が露呈したような、複雑な心境でした。

パネルディスカッションでも蒼々たる医師、理学療法士に囲まれ緊張しましたが、自分の見解を述べるというとても充実した時間を過ごすことが出来ました。

最新の股関節鏡視下手術と工夫に富んだCore Stabilizationや運動療法を学ぶことができ、今回学んだことを今後の患者さんへの治療に取り入れていきたいと思います。

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2015/02/04

メディカルスタッフのための股関節鏡セミナー 2015 in 札幌 ご案内


「FAI手術回避のための理学療法」と題して講演させて頂きます。

北海道札幌市ではありますが、LCCに乗れば時間的にも経済的にも関西から東京往復と変わりません。
全国から、世界的に活躍する股関節鏡のエキスパート医師、股関節疾患を多くみるエキスパート理学療法士が集まり、最新の知識や技術についてご講演されます。事前申し込みは不要です。興味がある方は是非ご参加ください。
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「メディカルスタッフのための股関節鏡セミナー2015 in札幌」

日時:平成27年3月14,15日
場所:
ほくたけビル 札幌市中央区北6条西16丁目←会場誤記を訂正しました。(3月4日)

参加費:コメディカル 3000円、医師 5000円
 
第1日
12:45~13:00 Opening remarks
股関節鏡治療の世界の動向と日本の現状  
札幌医大整形外科 加谷光規


第1部 座長 山本泰宏(健康科学大学)


13:00~13:20 股関節痛の診断 
公立陶生病院整形外科 渡邊宣之


13:20~13:40 股関節鏡治療の手術適応    
浜松医大整形外科 星野裕信


13:40~14:00 股関節鏡手術の基本
神戸大学整形外科 橋本慎吾 


第2部 座長 星野裕信(浜松医大整形外科)


14:30~14:50 FAIに対する股関節鏡手術 
武蔵野赤十字病院 望月羲人


14:50~15:10 What’s new in groin pain syndrome
東京医大整形外科 山藤崇

 
15:10~15:30 アスリートの股関節痛と股関節鏡治療 
産業医大若松病院 宇都宮啓 


15:30~15:50 境界型寛骨臼形成不全に対する鏡視下手術 
慶応義塾大学整形外科 金治有彦


イブニングセミナー1 座長 加谷光規(札幌医大整形外科)


16:15~16:45 股関節痛に対する理学療法 
じんどう整骨院アスリート 畑中仁堂
 
イブニングセミナー2 座長 和田孝彦(関西医大整形外科)


16:45~17:15 股関節鏡手術Up to Date 
産業医大若松病院 内田宗志
 
全員懇親会 19:00~ (キリンビール園 予定)


第2日


第1部 座長 伊藤雅之(新潟市民病院整形外科)


8:30~8:50 股関節機能評価のポイント 

札幌医大理学療法科 池田佑真

8:50~9:10 FAI手術回避の為に必要な理学療法

京都下鴨病院リハビリテーション科 小野志操

9:10~9:30 FAIに対する理学療法 
大阪医科大学附属病院リハビリテーション科 佐藤久友


第2部 座長 舘田健児(札幌医大整形外科) 


9:50~10:10 寛骨臼形成不全に対する理学療法
産業医大若松病院 立石聡史


10:10~10:30 股関節不安定症の対する理学療法  
札幌医大理学療法科 河合誠


10:30~10:50 アスリートに対する理学療法 
尾山台整形外科 竹内大樹


11:00~12:30パネルディスカッション 股関節鏡手術と理学療法の架け橋  
座長 加谷光規(札幌医大整形外科)


症例を提示して、医師側そして理学療法士それぞれの観点からディスカッションを行います。
医師としてどの術前にどのような理学療法を期待するか?
理学療法士から、こうすれば手術は回避できる、このような症例は理学療法をするべき、一方、このような時には手術は必須。
などといったディスカッションをすることで股関節鏡手術と理学療法の架け橋を探りたいと思います。


パネリスト 
山本泰宏、山藤崇、星野裕信、立石聡史、竹内大樹、小野志操、河合誠
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2014/11/30

EPochセミナーで講演をしました Nov. 23, 2014 @大阪


EPoch主催のセミナーで「股関節前部痛に対する評価と治療〜股関節唇損傷における保存療法と鏡視下手術後療法の診かたを中心に〜」と題して講演をさせて頂きました。

当院の為沢一弘先生と一志有香先生にも実技講師を務めて頂きました。

講演の中でもお話しましたが、股関節唇損傷に対する運動療法はまだまだ確立されていないのが現状です。私自身が勉強している段階での講演でしたが、現在の私の考え方をお話させて頂きました。

今後は治療成績も含め報告していけるよう研鑽を重ねていきたいと思います。

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2014/04/15

第12回東京整形外科スポーツ研修会 12 April 2014, イイノホール&カンファレンスセンター, 東京


4月12日の土曜日、午前中に臨床を終えて東京整形外科スポーツ研修会に参加してきました。残念ながら途中参加だったのですが、産業医科大学若松病院の内田宗志先生の講演を聴講することが出来ました。

講演の中で、内田先生が臨床家に大切なこと「患者さんを尊敬し、共感すること」とおっしゃっていたのが印象的でした。

当然のことながら臨床家として、治療技術と知識が必要なことは言うまでもありません。しかし、いくら治療技術や知識が優れていたとしても「患者さんをなんとか治したい」という情熱と「患者さんに寄添う気持ち」がなければ臨床家としては片手落ちになってしまいます。正に「慈心妙手」ということです。

All for a smile of patient「すべては患者さんの笑顔のために」

今回の研修会で得たことを臨床に活かしたいと思います。

2014/04/14

1st APKASS 14 April 2014, Nara


ツカザキ病院の柴原先生と1st APKASSに参加しました。
今年2回目の国際学会です。


世界の整形外科医の発表を聴いて、多くを学ぶことが出来ました。
研究のアイディアや新たな発想も浮かび、モチベーションが上がりました。


写真は船橋整形外科の菅谷啓之先生、ツカザキ病院の柴原先生とです。明日からの臨床と研究、そして英語も頑張りたいと思います。

2013/12/10

明石運動器リハビリテーション研究会で講演しました Sat, 7, Dec, 兵庫


12月7日の土曜日に明石運動器リハビリテーション研究会でトライデントスポーツ医療看護専門学校講師の山本昌樹先生と共に講演をしてきました。

 
 
山本先生が「変形性股関節症の評価と治療」について、私が「大腿寛骨臼インピンジメント(FAI)の評価と治療」について講演しました。
 

 
 FAIについては保存療法でも80%近くの割合で疼痛が軽減もしくは消失します。しかし、保存治療に関するエビデンスは十分とはいえません。今回講演させて頂いた評価、治療法の妥当性と治療成績を今後示していきたいと考えています。


2013/11/14

第92回山口県臨床整形外科医会教育研修会 26,Oct. 山口グランドホテル, 山口県


10月26日土曜日に午前中で臨床を終え、山口県の山口グランドホテルで開催された『第92回山口県臨床整形外科医会教育研修会』に参加してきました。

秋田大学大学院整形外科学講座准教授 宮腰尚久 先生による『骨形成促進剤による骨粗鬆症の治療-PTHの基礎と臨床』と、産業医科大学若松病院整形外科スポーツ関節鏡センター診療教授
内田宗志 先生による 『股関節痛の診察の仕方と股関節鏡下手術up to date』と題された講演を聴講してきました。

宮腰先生の講演では多椎間固定術後のLucent Zoneの評価方法について学ぶことが多く、背筋の筋力強化の重要性について再認識することが出来ました。

内田先生の講演ではFAIに対するLayer別の評価と整形外科的評価方法、画像診断、股関節鏡手術、術後理学療法に至るまで、最新の知見について学ぶことが出来ました。

内田先生とは先日のISHAでご一緒させて頂いて以来、懇意になり、たくさんご指導して頂いています。最近では術後の患者さんをご紹介して頂くことも多くなり、一層の治療成績向上に努めています。

今回の研修会で学んだ事を患者さんの理学療法に活かしていきたいと考えています。

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