2021/02/19

運動器エコー入門セミナーのご案内(ZOOMによるオンラインセミナー)〜PTS主催

【セラピストのための 運動器エコー入門 〜基本操作から知っておくべき解剖学まで〜】


<本セミナーの対象>
①エコーを使ってみたい方
②エコーを使っているけど、正直よく分からない方
③エコーを使ってどう臨床に反映させれば良いのか悩んでいる方
<本セミナーのねらい>
基本的な操作方法から各関節周囲の描出の仕方、何をランドマークとし、メルクマールとすべきものは何か、エコー描出に最低限必要な解剖学など基礎からお伝えし、臨床への応用に繋げる入門編です。
<小野志操からのメッセージ>
「エコーを自ら購入して、10年以上使用しています。エコーは使って慣れるという部分が多い事は確かです。エコーが得意とすること、エコーでは難しいこと、この両方を理解することがエコーを使用する上で必要不可欠です。何より解剖学の理解がなければ、今何を見ているのかすら解りません。そしてエコーは評価や治療を行う上でのツールの一つであり、万能ではないということも理解する必要があります。これらを理解した上で使用することで、とても強力な武器となります。今回のセミナーではこれらにフォーカスを当てた上で、初学者から中級者を対象としたセミナーを行います。皆様のお役に立てればと思います。」
<講師>
小野 志操 (PT, SOPT, MS, SRO-AA)
京都下鴨病院 科長
為沢 一 弘 先生(PT, COPT, SRO-B)
烏丸御池整形外科クリニック 主任
團野 翼 先生(PT, SRO-B)
下鴨リハビリテーションクリニック 副主任
服部 隼人 先生(PT, COPT, SRO-B)
京都下鴨病院
佐々木 拓馬 先生(PT, MS, SRO-B)
烏丸御池整形外科クリニック
堀内 奈緒美 先生(PT, COPT, SRO-B)
京都下鴨病院
尼野 将誉 先生(PT)
京都下鴨病院
<開催日時>
2021年3月21日 (日)13時〜16時
開催形式:ZOOM利用
参加定員:250名

<参加費>
早期登録 2,500円(2/14〜3/7まで)
一般登録 3,500円(3/8〜3/18まで)
参加登録はこちら
セミナー詳細はこちら


2021/02/03

二村昭元先生による講演(ZOOM開催)〜PTS主催


 Professional Therapy Seminars主催(WOW Factor&Coのセミナー運営部門)運動器リハビリテーションセミナーで東京医科歯科大学大学院 医歯学総合研究科 運動器機能形態学講座 教授 二村昭元先生に「セラピストへ伝えたい運動器リハビリテーションに必要な臨床解剖学−肩関節編」と題してご講演をしていただくこととなりました。

ご講演頂く内容は、二村先生が行われている肩関節解剖の最新知見についてセラピストへ向けて存分にお話し頂くこととなっています。コロナ禍で対面形式の講演が難しくなっていますのでZOOMを使用してのセミナーとなりますが、オンラインの良さは移動時間が不要ということとコストを削減できる点にあります。

ご講演頂くのは2021年3月6日土曜日の18時からとなっています。参加される方の集中力を考え、セミナー時間を1時間とコンパクトにしています。参加費も3,000円と廉価に設定しています。運動器リハビリテーションに関わる臨床家必見のセミナーです。二村先生のご講演を聴講できる希少な機会です。奮ってご参加ください。

参加登録の期日は2021年3月5日(金)の開催前日までとなっています。参加登録は下記のURLよりPeatix受付となっています。

[参加登録]https://pts20210306.peatix.com

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WOW Factor&Co設立


 この度、 2021年2月1日に「Wow Factor&Co」という任意団体を設立しましたので、ご報告させて頂きます。この団体の設立に至った理由は幾つかあります。一つにはこのブログ内でも何度か書かせて頂きましたが、セラピストの一貫した質の高い卒後教育の担保です。

日本におけるセラピストの卒後教育は個々の自助努力に委ねられています。私は理学療法士、作業療法士をはじめとする運動器リハビリテーションに関わるセラピストの継続的教育はすべての人の健康に不可欠であると考えています。

そこで、まず第一段階として、運動器リハビリテーションに特化した、整形外科領域のトップランナーによる質が高く、臨床家に有益なセミナーを企画・開催することで、以下のような活動を行うこととしました。

  • 質の高い継続的教育の提供。
  • セラピストが自らの診療を検討し、改善するための支援をする。
  • 臨床における疑問を解決するための学習を支援する。

ここまでを見ると、「なんだ、ただのセミナー会社を作っただけやん」という声が聞こえてきそうですが、いわゆるセミナー会社とは一線を画す内容にしたいと思っています。

第一に「運動器リハビリテーションに特化している」という点です。私は20年間の理学療法士生活において、そのほとんどを運動器リハビリテーションの領域で関わってきました。ですから、正直なところ、中枢領域や内部障害領域などのエキスパートの見極め方法を知りません。なので、その見極めが出来る運動器領域に特化することとしました。

第二に「臨床家に有益である」という点です。ここに関しては誤解がない様にしたい最も重要な点です。「〇〇法」や「〇〇テクニック」と言われる様な、単に「技術」の習得だけを目的としている訳ではありません。「なぜその技術が必要なのか」、「どう評価するのか」、「それらを裏打ちするエビデンスは何か」についてセラピスト自身が自ら考え、実践し、得られた結果から再度検討し、改善すべきは改善できるように「考える力」を身につけることができるように誘う内容にしたいと思っています。

第三には「疑問を解決するための学習の支援」です。「考える力」とはまさにここを指しています。これは「学者」ではなく「臨床家」として本来必要な「学習の在り方」を身につけるための「学習の支援」です。本来臨床家が行う学習の成果とは、我々が対象とする患者さんやクライアントが良くなるということです。ただ単にセラピストの知識が増えるだけでは意味がありません。「治すもしくは良くするため」の学習を支援します。具体的には臨床での疑問を解決するために、「臨床力があるトップランナーはどのようにしているのか」という点に着目して講師を選定します。整形外科医はどのようにして治療成績を出しているのか、成績不良例から何をどう学び治療へ反映させているのか、臨床力があるセラピストについても同様です。ここを学べるようにすることが大切だと考えています。

これらの点について臨床教育に信念と情熱を持って、卓越性にコミットメントしたいと考えています。現状の制度下で如何に臨床教育を行うべきかについて本気で臨みたいと思います。

私の考えはここだけに止まりません。今後近い将来に人的に飽和する我々理学療法士や運動器リハビリテーション に携わるセラピストが如何に生き残って行くべきかという点についてもこの団体の活動を通して答えを出していきたいと考えています。この点においては治療成績が出せる実践者になることが第一義となります。ここなくして「生き残り」はあり得ません。だからこそ本質的な臨床教育が重要となります。

そしてその知識と技術で勝負ができるようなシステムを構築する必要があります。現状のままでは必ず淘汰される時代が来ます。というかその時代はすぐそこまで来ています。今まで通り病院やクリニックや施設で生き残るために、もしくはそれら以外の方法で保険診療下や自費診療で力を発揮する方法を開発し、実践する土壌を作り出したいと考えています。この領域に到達するためには任意団体という枠組みではいけませんので、いずれ会社という形態に移行していく必要があります。そして次世代を担う人たちへ継承していかねばなりません。

日本理学療法士協会が行っている卒後教育や一部の団体や学会が行っている活動そのものにも限界があると考えています。ちなみに米国においては理学療法士と作業療法士の卒後教育を体系的に行う全米規模のセミナー企業が存在します。この企業は米国におけるPT・OT協会から業務委託を受ける形で一括して卒後教育を担っています。私が目指す教育における最終形態はそれに近いものがあります。この点に関してはまだまだ夢の段階ですが、実現可能であると思っています。

私のイメージは明確なのですが、このブログ内ではひとまずここまでとしておきます。臨床の理学療法士として20年、昨年50歳を迎えました。これを天命として残りの人生を患者さんのために尽力していく活動を継続していきます。

ちなみにWOW FACTORとは「感動」を意味するスラングです。

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2021/02/02

運動器機能解剖学研究所5周年講演会〜7人の教え子が林典雄をうならせる! Dec.27th, 2020

当日のタイムスケジュール(当日一部変更)

運動器機能解剖学研究所設立5周年記念講演会が2020年12月27日に岐阜市の十六プラザで行われました。緊急事態宣言が発令された中での開催ということで、演者と研究所に関わりが深い一部の方々のみが感染予防対策を万全に行なった上で会場で、400名を超える参加者はオンラインでの参加となりました。

会場の様子

座長はもちろん運動器機能解剖学研究所 所長 林典雄先生です。演者は全員が林典雄先生が平成医療専門学院(現在の平成医療短期大学の前身)で教鞭を取られていたときの教え子です。その後、林先生は吉田整形外科病院(愛知県)でご勤務され、中部学院大学教授を経て、運動器機能解剖学研究所を2015年に設立されました。その間にも整形外科リハビリテーション学会代表理事を務められ、また多くの論文・著書の執筆、学会でのご活躍は説明するまでもありません。言うまでもなく日本の運動器理学療法を牽引する第一人者です。

林典雄先生と当日会場で発表した演者
[左から、松本正知先生・赤羽根良和先生・岡西尚人先生・林典雄先生・小野志操・山本昌樹先生・中宿伸哉先生・(橋本貴幸先生はオンライン参加)]

演者は発表順に中宿伸哉先生(吉田整形外科病院:私より一期下)が足関節と足部の機能解剖について、岡西尚人先生(平針かとう整形外科:私と同期)が圧痛と肩関節の可動性について〜頚部から前胸部に付着する筋の圧痛所見に着目した内容について、橋本貴幸先生(土浦協同病院:私より三期上)が足部の機能解剖について、私(京都下鴨病院)が腰椎の機能解剖と腰痛治療について、赤羽根良和先生(さとう整形外科:私と同期)が肩関節の夜間痛について、松本正知先生(桑名西医療センター:私より三期上)がTKAの治療と結帯可動域拡大について、山本昌樹先生(明舞中央病院:私より四期上)が手根骨と橈骨手根関節・手根中央関節の機能解剖について、それぞれ発表しました。

どの先生も今では一線で活躍されている錚々たる顔ぶれです。演者の人選については林典雄先生がされたと聞いています。数多くいる教え子の中からこのメンバーの中に私を加えて頂けて、それだけで有難い限りです。当日も林先生から「小野くんは学生時代、こんなに頑張るタイプじゃなかったんだけど…笑」とご紹介して頂いた通り、私はどちらかと言うと落ちこぼれタイプの学生でしたから、まさか七人に入れて頂けるとは夢にも思っていませんでした。

ただ、臨床に出てからは患者さんをよく出来ないことが悔しくて、申し訳なくて、その思いだけで突っ走ってきた20年間でした。継続は力なりでしょうか…林先生に認めて頂けたような気がして、この日ばかりは学生時代に戻った心境でしたし、学生時代には林先生に褒めて頂いたことなんてありませんでしたから、嬉しいような、照れ臭いような、そんな変な感覚でした。

林先生から頂いた感謝状

落ちこぼれの私でも林先生から感謝状を頂ける日が来るのですから、努力はいつか報われるということですね。

発表の記念に頂いた松坂投手直筆サイン入りユニフォーム

これからも、「あの林典雄の教え子だ」「しかも20年頑張ったら、落ちこぼれでも認めてもらえたよ!」という思いを胸に、患者さんの笑顔のために日々努力を重ねていきたいと思います。 

最後になりましたが、当日、会の運営に携わって下さった運動器機能解剖学研究所の岸田敏嗣先生と林先生の奥様、福吉正樹先生はじめ名古屋スポーツクリニックの先生方、鵜飼建志先生はじめ中部学院大学の先生方におかれましては、円滑に会を進めるべくご尽力いただきとても感謝致しております。改めて御礼申し上げます。

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2020岡山Mitekセミナー(ZOOM開催)で講演しました。 Dec. 19th, 2020



Mitek Sports Medicine事業部主催の岡山Mitekセミナーで「腱板断裂手術後のリハビリテーションについて」講演させて頂きました。当日は肩関節はじめスポーツ整形外科領域でご高名な名越充先生が座長の労をお取りくださり、JCHO滋賀病院の整形外科部長 中島亮先生が「広範囲腱板断裂の治療戦略」についてお話しくださいました。

凄い整形外科医の先生方とコラボレーションさせて頂きとても光栄でした。本来であれば、岡山で対面形式でのセミナー予定でした。セミナー後に名越先生、中島先生、Mitekの皆さんとお話しできることを楽しみにしていましたので、 Zoom開催となり些か残念ではありましたが、私にとっては名越先生、中島先生とお近づきになることができて本当に有り難く、セミナーを開催してくださったMitekの皆様には感謝しかありません。

今後もこの様な機会が与えていただける様に、日々臨床で一症例一症例と向き合い、疑問を追究していきたいと思います。

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ジャパンライム主催セミナー(ZOOM開催)で講演しました Nov. 1st, 2020


 ジャパンライム主催のZoomセミナーで「解剖学に基づいた肩関節拘縮の評価と治療」と題して講演しました。

診療で頻繁に遭遇する肩関節周囲炎や腱板断裂について、

① 肩関節周囲炎と腱板断裂の病態、夜間痛の発生要因、患者さんは何が痛いのか?
② 肩峰下インピンジメントは本当に大結節と肩峰下間で起こっているのか?
③ 遷延化した肩拘縮はどこをどう治療するべきか?

この3つのテーマについて私自身の研究や解剖学、エコー解剖に基づいてお話しさせて頂きました。当日は医師も含め多くの方が全国からご参加くださいました。

理学療法士をはじめ運動器リハビリテーションに関わるセラピストの皆さんや整形外科医に結果が伴う理学療法についてこれからも情報発信していきたいと考えています。

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