2021/02/02

運動器機能解剖学研究所5周年講演会〜7人の教え子が林典雄をうならせる! Dec.27th, 2020

当日のタイムスケジュール(当日一部変更)

運動器機能解剖学研究所設立5周年記念講演会が2020年12月27日に岐阜市の十六プラザで行われました。緊急事態宣言が発令された中での開催ということで、演者と研究所に関わりが深い一部の方々のみが感染予防対策を万全に行なった上で会場で、400名を超える参加者はオンラインでの参加となりました。

会場の様子

座長はもちろん運動器機能解剖学研究所 所長 林典雄先生です。演者は全員が林典雄先生が平成医療専門学院(現在の平成医療短期大学の前身)で教鞭を取られていたときの教え子です。その後、林先生は吉田整形外科病院(愛知県)でご勤務され、中部学院大学教授を経て、運動器機能解剖学研究所を2015年に設立されました。その間にも整形外科リハビリテーション学会代表理事を務められ、また多くの論文・著書の執筆、学会でのご活躍は説明するまでもありません。言うまでもなく日本の運動器理学療法を牽引する第一人者です。

林典雄先生と当日会場で発表した演者
[左から、松本正知先生・赤羽根良和先生・岡西尚人先生・林典雄先生・小野志操・山本昌樹先生・中宿伸哉先生・(橋本貴幸先生はオンライン参加)]

演者は発表順に中宿伸哉先生(吉田整形外科病院:私より一期下)が足関節と足部の機能解剖について、岡西尚人先生(平針かとう整形外科:私と同期)が圧痛と肩関節の可動性について〜頚部から前胸部に付着する筋の圧痛所見に着目した内容について、橋本貴幸先生(土浦協同病院:私より三期上)が足部の機能解剖について、私(京都下鴨病院)が腰椎の機能解剖と腰痛治療について、赤羽根良和先生(さとう整形外科:私と同期)が肩関節の夜間痛について、松本正知先生(桑名西医療センター:私より三期上)がTKAの治療と結帯可動域拡大について、山本昌樹先生(明舞中央病院:私より四期上)が手根骨と橈骨手根関節・手根中央関節の機能解剖について、それぞれ発表しました。

どの先生も今では一線で活躍されている錚々たる顔ぶれです。演者の人選については林典雄先生がされたと聞いています。数多くいる教え子の中からこのメンバーの中に私を加えて頂けて、それだけで有難い限りです。当日も林先生から「小野くんは学生時代、こんなに頑張るタイプじゃなかったんだけど…笑」とご紹介して頂いた通り、私はどちらかと言うと落ちこぼれタイプの学生でしたから、まさか七人に入れて頂けるとは夢にも思っていませんでした。

ただ、臨床に出てからは患者さんをよく出来ないことが悔しくて、申し訳なくて、その思いだけで突っ走ってきた20年間でした。継続は力なりでしょうか…林先生に認めて頂けたような気がして、この日ばかりは学生時代に戻った心境でしたし、学生時代には林先生に褒めて頂いたことなんてありませんでしたから、嬉しいような、照れ臭いような、そんな変な感覚でした。

林先生から頂いた感謝状

落ちこぼれの私でも林先生から感謝状を頂ける日が来るのですから、努力はいつか報われるということですね。

発表の記念に頂いた松坂投手直筆サイン入りユニフォーム

これからも、「あの林典雄の教え子だ」「しかも20年頑張ったら、落ちこぼれでも認めてもらえたよ!」という思いを胸に、患者さんの笑顔のために日々努力を重ねていきたいと思います。 

最後になりましたが、当日、会の運営に携わって下さった運動器機能解剖学研究所の岸田敏嗣先生と林先生の奥様、福吉正樹先生はじめ名古屋スポーツクリニックの先生方、鵜飼建志先生はじめ中部学院大学の先生方におかれましては、円滑に会を進めるべくご尽力いただきとても感謝致しております。改めて御礼申し上げます。

All for a smile of patient... by OH!NO!DX

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