2019/07/26

運動療法に必要な肩関節超音波解剖の観察と拘縮治療


DVD「運動療法に必要な肩関節超音波解剖の観察と拘縮治療」商品番号ME261-S 定価15,000円(全2巻 分売不可)がジャパンライム社より発売されました。


サンプル動画

慣れない撮影ということもあり、撮影時にはとても緊張してしまい普段通りに画像が描出出来ないなど、撮影スタッフの皆様には大変ご迷惑をお掛けしました。そのため言い間違いや見難い画像など不本意な箇所もあります。ですが、それも全て等身大の私です。肩関節拘縮の病態解釈や治療については臨床で結果が伴っているもの、かつ必要な治療内容が網羅出来ているのではないかと自負しております。本DVDが皆様と患者さんのお役に少しでも立てれば幸いです。

[内容]
ME261-1 1巻:30分
▪️肩関節拘縮の病態
・いわゆる肩関節周囲炎
・肩関節拘縮と滑膜増殖
・肩関節内での炎症と周辺筋群の反応
・拘縮のメカニズム
・肩拘縮例のマニュピュレーション後の関節鏡所見
・鍵盤断裂肩における挙上と下垂位内旋それぞれに関与する肩関節可動域
・拘縮肩における肩屈曲位内旋と肩甲骨下方回旋の関係
▪️関節可動域制限に対する治療

ME261-2 2巻:70分
▪️前方走査による観察と治療
・結節間溝、大結節と小結節、肩甲下筋、烏口上腕靭帯等の観察
・烏口上腕靭帯に対する治療
・肩甲下筋に対する治療
・烏口肩峰靭帯の観察
・烏口肩峰靭帯に対する治療
▪️上外方走査による観察と治療
・肩峰内側の解剖
・超音波観察
・棘上筋・棘下筋の観察
・肩峰下滑液包の観察
・肩峰下滑液包に対する治療
・Spinoglenoid notch周辺の解剖
・Spinoglenoid notchでの棘上筋の動態
・棘上筋に対する治療:Spinoglenoid notchへの棘上筋滑走
▪️後方走査による観察と治療
・肩甲骨内側縁における棘下筋と菱形筋の関係
・超音波解剖にみる肩甲骨内側縁における棘下筋と菱形筋の観察
・棘下筋と菱形筋への治療の観察
・modified Debeyre-Patte Procedureに基づいた棘下筋に対する治療
・小円筋の動的観察
・小円筋に対する治療
▪️烏口腕筋の観察と治療
・烏口腕筋の特徴〜結帯動作時の前腕外側部痛
・超音波解剖にみる烏口腕筋の特徴
・烏口腕筋の観察
・烏口腕筋に対する治療
▪️おわりに

最後に...
撮影にあたり、職場である京都下鴨病院、同僚の團野翼先生、服部隼人先生、堀内奈緒美先生、はじめスタッフの先生方にはご協力を頂きありがとうございました。この場を借りてお礼申し上げます。また、ジャパンライム社の飯村憲行様はじめ撮影技術スタッフの皆様にもとてもお世話になりました。今回のDVD発売に当たっては私だけで成し得た事ではなく、今までご指導頂いた多くの整形外科医の先生方、整形外科リハビリテーション学会に所属する理学療法士の先生方、そしていままで出会った多くの患者さん達のお陰であると思っております。皆様には重ね重ね深謝致します。
理学療法士 小野志操

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実践リハビリ研究会で講演しました @グリーンホスピタル 21st July, 2019


実践リハビリ研究会主催の運動器セミナーで「超音波機能解剖を用いた肩関節の評価と運動療法への活用〜疼痛・拘縮の病態解釈および治療実技〜」と題して講演しました。

セミナー会場の写真が無くて残念ですが、多くの理学療法士の先生方に参加して頂きました。理学療法士だけでなく、医師も参加してくださり、会場の大阪近郊だけではなく、遠くは福井・岡山・東京・佐賀からも参加してくださいました。

実際に超音波画像診断装置を用いたデモンストレーションも行い、有意義な時間となりました。超音波画像診断装置は唯一動画で生体内が観察できるデバイスで、我々理学療法士にとって日常診療において病態解釈をする上でとても有用なツールです。

病態が見えるからこそ、何を、どう治すべきか、がよくわかります。

自分自身で超音波画像診断装置を購入して早や12年が経過しました。解剖に即した理学療法を一人でも多くの先生方にお伝えして、その先にいる患者さん達に少しでも貢献できればと思っています。この思いを胸にこれからも臨床以外の活動にも尽力していきたいと考えています。

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整形外科リハビリテーション学会京都支部・滋賀支部合同開催 第5回ベーシックセミナー @京都社会福祉会館 15th July, 2019


整形外科リハビリテーション学会京都支部・滋賀支部合同開催 第5回ベーシックセミナーで「変形性膝関節症に対する機能解剖学的評価と治療」と題して講演させて頂きました。

この会は京都、滋賀近郊の若手理学療法士の先生方に機能解剖学に基づいたエビデンスのある理学療法のコンセプトに少しでも廉価に触れて頂けるように毎年開催されています。

企画・運営はすべて整形外科リハビリテーション学会に所属する触診技術検定試験に合格した若手の先生方が行なっています。つまり参加する側も提供する側も若手の先生方で、共に成長して頂くために開催しています。

今年も100名を超える参加者があり、朝10時から夕方4時まで昼食を挟んで5時間に渡り、基本的な触診技術から臨床で効果的な治療実技まで熱気溢れる会となりました。

残念ながら、我々が行なっている機能解剖学・生理学・運動学に基づいた基本的な理学療法はまだまだマイノリティーです。それは多くの知識が必要で、確かな触診技術を背景に治療を展開しているからに他ならないと考えています。多くを勉強し、多くを練習しなければならないということが、そのハードルを高くしているのでしょう。

しかし、私たちの対象が患者さんである以上、その努力は必要不可欠です。何かの手技だけ、単一の方法だけ、簡単な方法だけ、では患者さんはよくなりません。

でも考えてみてください。解剖学も生理学も運動学もすべて養成校の1年次に習うことばかりです。もちろんより患者さんの病態を解釈するためには、詳細な知識が必要ですし、確かな触診技術は一朝一夕には獲得できません。但し、何事においてもそうですが、勉強と努力が必要です。

今回も多くの先生方が参加してくださいました。今回参加された先生方には是非これからも努力を継続して頂きたいと思います。

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臨床家のための運動器研究会で講演しました @運動と医学の出版社 23rd-24th June, 2019


「膝関節疾患に対する評価と治療」と題して臨床家のための運動器研究会で講演させて頂きました。写真は講演1日目終了後の懇親会での一幕です。この写真だけでは本当に講演したのか?と疑われそうですが、ちゃんと仕事はしています。
昨年もこの研究会で講演をさせて頂きました。最近は関東地方で講演させて頂く機会が増えてきました。運動と医学の出版社代表で研究会を主宰している園部俊晴先生、関東労災病院の今屋健先生、スタッフの先生方には大変お世話になりました。こちらの研究会では来年もお世話になる予定です。東京近郊の先生方も機会があれば是非ご参加ください。

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LITTLE MISS SUMO


担当している患者さんが主演した海外ノンフィクション短編映画(イギリス 2019)に出演させていただきました。 LITTLE MISS SUMO A FILM BY MATT KAY Website 


そのワンシーンがこちらです。


エンドロールにもちゃんと名前が載っていました。


この映画は海外の多くの映画祭で賞を受賞しているとのことです。
東京で行われたショートショートでも公開され、高く評価されたそうです。
貴重な経験をさせていただきました。

整形外科リハビリテーション学会主催 第20回宿泊技術研修会 @希望荘 1st-2nd June, 2019



整形外科リハビリテーション学会主催 第20回宿泊技術研修会で「鼠径部痛に対する運動療法」について講演させて頂きました。
鼠径部痛を有する疾患は多く存在しますが、その中でもFemoroacetabular ImpingementとGroin Pain in Athletesは代表的な疾患です。このどちらもがほとんどの場合、理学療法で症状を改善することが可能です。
今回はこれらの鑑別方法とその評価、運動療法の実際について実技も交えてお話しさせて頂きました。


また1日目終了後の懇親会では、専門学校時代の同期である岡西くん、赤羽根くんとざっくばらんとした同期ならではの会話に心が和み、共に理学療法士として日々臨床に、学術活動に勤しんでいる友から力を貰いました。同期に刺激を受けてモチベーションが高まるひと時を過ごしました。

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菅谷啓之先生のご講演を拝聴しました @京都ブライトンホテル ,20th May 201

左から私、森大祐先生、菅谷啓之先生、團野翼先生、服部隼人先生
この日は京都整形外科医会で開催された菅谷啓之先生のご講演を拝聴しました。
常にUp-to-dateされたご講演で、いつも気付きと驚きがあります。
今回も理路整然とデータを示されつつも、それが臨床に活きる研究で、菅谷先生のキャラクターとバイタリティーは医師のみならず、私たちも憧れるところです。
菅谷先生のようにと口にする事自体が烏滸がましいですが、理学療法士として努力し続けなければとモチベーションが高まった1日でした。

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整形外科リハビリテーション学会特別講演会 @ 名古屋コンベンションホール 27th, Apr 2019


東京医科歯科大学の二村昭元先生による「肘関節解剖の最近の知見〜内側と外側〜」を拝聴しました。二村先生とはハワイ大学の解剖実習でお世話になって以降懇意にさせて頂いています。今回も肘関節の最新知見についてご講演頂きました。理学療法士にとって臨床で役立つ内容が網羅されていて、詳細な解剖について教えていただけた事で、より深いイメージで患者さんの治療にあたることが出来ていると思います。私も超音波画像診断装置を用いて解剖に基づいた理学療法を構築していきたいと思います。

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