日本股関節学会学術集会に参加してきました。
今回、日股会に参加した大きな目的の一つはLarson先生の講演を聴くことでした。Larson先生とは今春北九州で行われたAPHAMで面識があり、それ以降いくつか論文を読みましたが、FAIに関する論文や発表を多数されています。特に昨年発表されたAIIS impingementに関する発表は、まさに私が臨床で感じているものを発表されておられ、概念を基にした運動療法は効果的で、改めて是非お話を直接聴きたいと思っていました。講演後にLarson先生に直接質問出来る機会があり、RFについていくつか質問させて頂き、サジェッションを頂くことが出来ました。
言うまでもなく、私が股関節について考えを深めることが出来た最大のきっかけは昨年ISHAでの内田宗志先生との出会いがあったからです。今夏から当院でも内田先生の診療と股関節鏡視下手術が始まり、担当させて頂く症例が増えてきています。股関節鏡視下手術やFAIのいろはを教えて頂いた師匠といえる先生です。
今回の日股会参加のもう一つ目的は、来年ISHAでの発表に向けて考えを深めることです。今回の日股会では初めてリハビリ部門のシンポジウムが行われ、日本の理学療法士の現状を知ることができました。今後さらに臨床を重ねISHA Physio courseでの発表に繋げたいと思います。
今回の日股会ではFAIの診断基準についてシンポジウムが行われ、熱く議論が交わされました。その中で凡その診断基準の方向性が定まり、今後のFAI診断に活かされていくものと思います。
日股会終了後には股関節鏡志士の会(日本の股関節鏡治療をリードする先生達の懇親会)に参加して楽しくも、勉強になりました。このような先生方との繋がりは私にとって本当に財産だと思います。
今回の日股会参加で得たものを今後の臨床と来年のISHAでの発表に繋げたいと思います。
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