日本股関節学会学術集会の翌日に開催された第10回股関節鏡フォーラムにも参加しました。学会とは異なり股関節鏡下手術のテクニカルな部分の内容が多く、股関節鏡視下手術のトップクラスのドクターの工夫や考え方を学ぶよい機会となりました。
船橋整形外科病院スポーツ医学センターの土屋明弘先生のご講演では草創期の関節鏡視下手術の大変さを動画でご紹介頂き、ほんの14〜15年前までは手術器具も今ほど充実しておらず、ドクターの先生方のアイディアや工夫でここまで進化してきているんだということを感じました。我々理学療法士もシンプルかつ工夫に富んだ理学療法を行ない進化していく必要を感じました。
関西医科大学の和田孝彦先生のご講演では日本人に多い臼蓋形成不全股とFAIに対する股関節鏡視下手術のReviewを詳細に伺うことができ、股関節鏡視下手術の限界と人工関節に至期間の理学療法のあり方について考えることが出来ました。
産業医大若松病院の錦野匠一先生はAIIS骨形態によるFAI手術後の治療成績についてご発表されました。私自身が注目している部分でのご発表は大変参考になりました。
今回の日股会とフォーラムで多くのことを学び考えることが出来ました。一つ一つ整理して今後の臨床に繋げたいと思います。
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