2014/10/27
第95回整形外科リハビリテーション学会京滋支部京都会場でFAIの講義をしました Oct 25, 2014 @京都下鴨病院
今年最後の定例会が10月25日に行われました。
鈴木千愛先生の症例検討1題と私がFAIの講義をしました。
FAI(femoroacetabular impingement)に対する運動療法はまだまだ確立されておらず、診断基準や症状に対する解釈についても議論がなされているところです。
今回は私の臨床経験から臨床上疼痛のトリガーと推察される大腿直筋に対する治療方法について簡単に解説して実技を含め報告しました。
今夏より産業医大若松病院診療教授 内田宗志先生が当院でも月1回診療を開始され、当院での股関節疾患の患者さんが増加してきています。
私自身がまだまだ勉強している段階ではありますが、内田先生にご指導頂く中で画像評価、理学所見、病態解釈など少しずつではありますが、理解が深まり臨床に反映出来てきていると実感しています。
今後、治療成績を含め臨床研究を進め、患者さんの回復に少しでも貢献出来るよう努力していきたいと思います。
11月にEPoch主催のセミナーで私が現状知りうるFAIを含む、股関節前部痛に対する運動療法について講演をさせて頂きます。ご興味がありましたら是非ご参加ください。
テーマ:「股関節前部痛に対する機能解剖学的評価と治療 〜股関節唇損傷における保存療法と関節鏡視下手術後療法の診方を中心に〜」
講 師:小野志操(京都下鴨病院 主任理学療法士)
実技アシスタント:為沢一弘先生(京都下鴨病院)、一志有香先生(京都下鴨病院)
開催日:平成26年11月23日(日)10:30〜16:30
会 場:市民交流センターよどがわ(大阪市淀川区)
参加費:8,500円
お申込はEPochホームページより
http://seminar.ep-och.com/seminar/790
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