2021/04/11

【新卒の皆さんへ】 料理人になるか、スパイス研究家になるか、、、私は料理人でありたい


 理学療法士のブログなのに、料理の話?と思われたかもしれませんが、少々お付き合いください。

コロナ禍で飲食関係の方々は大変だと思います。何を隠そう私の幼い頃の夢は寿司職人になることでした。神戸の実家近くに昔ながらの寿司屋さんがあり、そこには修行をしているお兄さんたちが何人かいらっしゃいました。上の写真の様な白い調理衣を着て、下駄を履いて、なんだか子供心に「かっこいい」と思っていました。

料理の世界に入るには前述の様に修行をする、調理の学校に通うなど様々な方法があると思います。

もしかしたら、最初は美味しい料理が作れる料理人になることが目標で、その世界に入ってはみたものの、食材選びのプロになる方や、スパイスや調味料について研究する方など、調理をすること以外の仕事で料理の世界に関わる方々もいらっしゃいます。

医学の世界でも同じようです。

かのiPS細胞でノーベル賞を受賞された山中伸弥教授もそうです。整形外科医を目指されて医師になったものの、手術が得意ではなく、研究の道に進まれたというのは有名な話です。

理学療法士も同じです。臨床で患者さんを診る理学療法士もいれば、大学で研究をする理学療法士もいます。私は臨床で患者さんを診る理学療法士であり続けたいと思います。

臨床家は臨床研究を、大学で研究をする方は基礎研究を、それぞれの道があります。

中には臨床と基礎のどちらもこなされる二刀流の方もいますね。

基礎研究は臨床に繋がる大切な研究です。そこからの学びは大きいものがあります。私が大切だと思うのは解剖学の研究です。解剖学の知識は理学療法士の臨床に直結すると考えています。

でも、解剖学の研究者から理学療法の手技や運動療法の具体的方法を学ぶことはありません。

「スパイス研究家のプロ」が「調理のプロ」というわけではありません。

新年度になり、私の職場にもたくさんの理学療法士が新入職員として入職されました。これからたくさんのことを学ばれることと思います。

誰から(何から)何をどう学び、どう活かすか、まずはここをしっかりと考えることから始めてください。迷いが減ると思いますよ。

All for a smile of patient... by OH!NO!DX


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