2017/04/11
東京関節外科センター昭島整形外科見学 Apr. 10, 2017
第12回茨城整形外科リハビリテーション研究会全国研修会が終了した翌日は休みを取っていました。せっかく横浜まで来たので、以前からお邪魔しようと思っていた八木茂典先生の職場である東京関節外科センター昭島整形外科へ臨床見学に伺わさせていただきました。
八木先生とは整形外科リハビリテーション学会で知り合いかれこれ6−7年のお付き合いになるのでしょうか。東京医科歯科大学で解剖学を学ばれ、解剖学に基づいた理学療法を実践、圧倒的な治療成績を出されるだけでなく国内外に論文を発表、オリンピック強化トレーナーとしてもご活躍され、私が最も尊敬する理学療法士の一人です。
今回の臨床見学では、八木先生の機能解剖学に基づく治療を見学させていただくだけでなく、治療方法の概念、職員の教育プログラムと育成方法、病院の運営方法、リハビリテーション室の構成など失礼ながら2時間程度の見学時間の中で多くのことを学ばさせていただきました。
特に共感できたことの一つとして、理学療法士一人に治療台があり、その横に一人一台づつパソコンが配置され、さながら医師の診察室のようなレイアウトになっていることです。これは私が理想とするレイアウトであり、いつかこのような形にしたいと思っていたことを既に実践されておられることに「さすが」の一言でした。
八木先生に多くの刺激をいただき京都へ帰りました。八木先生は既に日本の理学療法士界を牽引されるトップリーダーですが、いつかは東の八木、西の小野、と言われる日が来るように日々努力を続けていきたいと思います。
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