勝間和代さんが書いた記事だ。
今回の法則は、「ものごとを先延ばしにする人」に対して専門に教育を行っているコンサルタントのリタ・エメット氏(Rita Emmett)が提唱したものです。
エメット氏自身も、かつては18年かかって大学を卒業するような、大変な「先延ばし屋」だったのですが、それを克服した経験から、次の二つの法則をまとめました。
エメットの法則①「仕事を先延ばしするための労力は、その仕事を片付けるためのそれよりも大きい」
エメットの法則②「先延ばしする原因は、完璧をめざすことである」
これらの法則は、厳密な市場調査や数式に基づいたものではありませんが、経験則として多くの人が「なるほど」と腑(ふ)に落ちると思います。
例えば、法則①ですが、ものごとをその場で処理し、返事をしてしまえば終わるのに、私たちは面倒くさいことはどうしても、「後でやろう」と先延ばししてしまいます。
私がよく先延ばししがちなのは、返信や振り込みです。ところが、先延ばしをするときはまず、そのための意思決定が必要ですし、しかも、それを忘れないようにするため、どこかに保管しなければならない。さらに、いざ実行しようとしたとき、どこに保管したか思い出さなければならないなど、本当に手間がかかります。
虫歯のような病気や、トラブルへの対応も、先延ばしすればするほど事態は悪化していきます。そして、その間中、のどにひっかかった小骨のように、ずっと気になっているのです。
重要なことは法則②にかかわってきます。すなわち、問題解決を過度に完璧にしようとすればするほど、手をつけにくくなってきます。結果として、失敗したらどうしよう、と恐れて問題そのものを黙殺し、先送りしてしまうのです。
したがって、私たちがものごとを先延ばししないためには、「まず着手すること」「ものごとを片付けるためのスキルをしっかり身につけること」。この二つによって克服できるのではないでしょうか。
先延ばしは、かえって労力がかかってしまいます。完璧を目指さず、なんでも、少しずつやってみることをお勧めします。
以上、記事より。
ん~、OH!NO!DXも最近でこそ少しましになってきたけど、まだまだギリギリ派ですね…。学生時代なんか、本当に試験前日にならないと試験勉強しないタイプでしたから(恥)
でも、言われてみれば確かにそうです。「面倒だから先送りにする」っていうことに何のメリットもないんですよね。「忘れないように覚えておく労力」のほうがしんどいですよね。
ゆとりを持って行動することで、見えてくることや、思いつくことってたくさんあります。
ここで、ポイントになるのは「面倒だから」っていう点です。「面倒」っていうのは、ただ単なる感情でしかないからです。
ゆとりを持って「あたためる」期間を設けることと、「先送り」とは違いますから。
今できることは、今やってしまう。
こういうことを大切にしていこう。
リタ・エメット
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勝間 和代
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