京都下鴨病院で整形外科の理学療法士をしている小野志操のブログです。
肩関節・肘関節・手関節・股関節・膝関節・足関節・腰背部の術後療法や保存療法、スポーツ障害に対するリハビリテーションを行なっています。
すべては患者さんの笑顔のために」 All for a smile of patient... by OH!NO!DX

ISHA 2013(International Society for Hip Arthroscopy:国際股関節鏡学会) October10-12,Munich-Germany

会場のAlte Kongresshalleにて 
 
10月10日~12日の3日間、ドイツのミュンヘンで開催された国際股関節鏡学会に参加してきました。
 
2003年にスイスのグループが「フェモロアセタブラーインピンジメント;大腿寛骨臼インピンジメント(femoacetabular impingement ; FAI)」という概念を提唱して以来、股関節唇損傷・股関節軟骨損傷・変形性股関節症・股関節形成不全症・関節内遊離体・股関節脱臼骨折(外傷)後の関節唇損傷・股関節内腫瘍など、股関節内に原因をもつ疾患のほとんどに股関節鏡視下手術が行われるようになりました。
 
今回の学会では世界中の股関節鏡視下手術を行う医師が一同に会して、手術の方法や工夫、その治療成績、問題点や今後の課題について多くの演題が発表されており、股関節鏡手術の最先端について学ぶ事が出来ました。


術後のリハビリテーションに関する発表
手術だけでなく、術後のリハビリテーションに関する発表も聴くことができ、現在私自身が運動療法を行う上で感じていることや今後考えていくべきことについて確認することが出来ました。もちろん私たちが日本で行なっていることや、その治療成績が十分世界で通用するということも感じることができ、大きな収穫となりました。

参加されていた先生方と 
 
日本からも多くの股関節鏡を行なっている医師が参加されていて、今回その先生方と知り合うこともでき、股関節鏡手術の考え方や保存療法、術後運動療法についてたくさん学ぶことが出来ました。 
 

内田宗志先生と加谷光典先生と学会後の懇親会にて
 
ポスターセッションでは130演題の中からトップテンポスターに産業医大若松病院の内田宗志先生(最優秀賞を受賞されました)、札幌医大の加谷光典先生、大阪市大の山崎真哉先生の3名の日本人医師が選ばれており、同じ日本人として誇らしく、またその先生方と同じ時間を共有出来たことは私にとって今後の財産になると思います。

ミュンヘン市内
ミュンヘン市内の気温は1℃~10℃と日本の1月くらいの気温で2日目には雹が降る程冷え込んでいましたが、本場のビールやソーセージを楽しむことも出来ました。

今回の学会参加を機に日本での学術活動と併せて、世界にもどんどんチャレンジしていきたいと思います。