京都下鴨病院で整形外科の理学療法士をしている小野志操のブログです。
肩関節・肘関節・手関節・股関節・膝関節・足関節・腰背部の術後療法や保存療法、スポーツ障害に対するリハビリテーションを行なっています。
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第6回下鴨整形外科疾患フォーラム @京都 5 July, 2014


当院主催の第6回下鴨整形外科疾患フォーラムが開催されました。

済生会吹田病院の平田正純先生が肩関節疾患に対する超音波診療について、広島大学の安達伸生先生が軟骨再生治療について、ご講演されました。


 平田正純先生は肩関節疾患に対する超音波診断装置を用いた評価とインターベンションについてご講演下さいました。平田先生とはKKCM(関西肩コラボレーションミーティング)でいつもお世話になっており、私自身の超音波診断装置を用いた研究についてのアドバイスまで頂きました。


安達伸生先生は軟骨再生治療の歴史的背景、軟骨の組成、マイクロフラクチャーやドリリングなどの軟骨様組織修復術、モザイクプラスティー(自家骨軟骨柱移植術)、自家培養軟骨細胞移植(JACC®)について解りやすくご講演下さいました。

安達先生がご講演の中で、「システマティックレビューなどがエビデンスレベルが高いとされ推奨されていますが、本来最も重要なのは“ゼロからイチを生み出すような研究”だと思う」と仰っられた言葉がとても印象的でした。


どんなことでもそうだと思いますが、最初は模倣つまり「真似ること」から始まると思います。私の理学療法や研究のほとんどは尊敬する先輩方の真似でしかありません。次の段階として、ただ真似るだけでなく、自分なりの工夫をするようになります。その中で感じた疑問や問題点について研究するようになり、少しづつではありますが、オリジナリティーがある治療や研究へと繋がっていっていると思います。

私もいつか理学療法の中で“ゼロからイチ”を生み出したいと思っています。

月に一度臨床指導にお邪魔しているツカザキ病院の理学療法士で、私が教員をしていた頃の教え子でもある蓬大輔先生がフォーラムに参加するため京都来られていました。


午前中は当院で外来のリハビリ診療を見学されていました。蓬先生とフォーラム前に臨床研究や理学療法治療についてディスカッション。

どのように臨床研究を進めるべきか、どのような治療を行うことが最適なのか。臨床家としての本質的にどうすることがベストもしくはベターなのかを考え、チャレンジしていくことが大切です。


患者さんは単にエビデンスレベルが高い治療を望んでいるのではないと思います。純粋に良くなる治療を望んでいるはずです。

良くなる治療を追求していくことが、エビデンスに繋がっていくものと信じています。

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