2014/12/08

仙腸関節周囲に対するInjection 〜 よしだ整形外科クリニックでの見学 Dec. 5, 2014 @ 愛知県名古屋市


この日は朝から愛知県名古屋市名東区にある吉田眞一先生が院長をされている「よしだ整形外科クリニック」にお邪魔しました。

吉田先生は仙腸関節障害に関する治療でご高名な整形外科医です。今年の1月に名古屋で行われたとある研修会後の懇親会でお話させて頂く機会があり、その際仙腸関節やその周囲軟部組織に対するInjectionの効果についていろいろとご教授頂きました。

そして念願叶って今回診察を見学させて頂くことが出来ました。私のような理学療法士にも気さくで丁寧にいろいろと教えてくださいました。ひとくちに仙腸関節周囲といっても仙腸関節そのものはもちろん腸腰靭帯、仙棘靭帯、仙結節靭帯、上殿皮神経、中殿皮神経 etc...と症状に合わせてInjectionされる場所は多岐に渡ります。吉田先生はInjectionされた場所と効果が得られた場所について詳細にカルテに記載されておられ、その効果についての臨床成績について惜しみなく教えてくださいました。

実際に即効性がある場面に遭遇することや、過剰な筋緊張が低下する場面も実際に患者さんを触診させて頂く機会をいただき体感することが出来ました。

仙腸関節の形態、性差、X線画像での仙腸関節の評価の仕方、Injection部位とその効果などについて詳しく教えて頂き、今まで評価できておらず見落としていた所見など考えることがたくさんありました。

また尊敬してやまないスーパーPT 岸田敏嗣先生の臨床も見学することができました。治療技術はもちろんですが、評価、洞察力、患者さんへの接し方も含め多くを学ぶことができました。

今回、よしだ整形外科クリニックで見学させて頂き感じたことは必ず臨床に活きると思います。

最後になりましたが、吉田眞一先生、岸田敏嗣先生はじめ、よしだ整形外科クリニックの看護師、理学療法士、スタッフの皆様、お忙しい中大変お世話になりました。

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整形外科リハビリテーション学会大阪支部特別講習会 Nov.30, 2014 @ 大阪保健医療大学


大阪保健医療大学において開催された整形外科リハビリテーション学会大阪支部特別講習会に実技講師として参加してきました。

今回のテーマは「肩関節拘縮の評価と運動療法」についてでした。メイン講師は私の専門学校時代の同期で、さとう整形外科の赤羽根良和先生でした。赤羽根先生は学生時代から成績優秀で同期の中で間違いなく出世頭です。「肩関節拘縮の評価と運動療法」(運動と医学の出版社)という本も昨年執筆され、講演内容も肩関節の機能解剖に則して具体的で臨床に活きる内容でした。同期の活躍は素直に嬉しく、私も「追いつけ、追い越せ」と日々刺激を受けています。

講演中はもちろん講演時間以外の休憩中にも赤羽根先生に臨床のことや研究のことについて話す時間が持て、久々にゆっくりと同期談義ができました。

赤羽根先生以外にも同期で活躍している岡西尚人先生(平針かとう整形外科・名古屋市)や辻修嗣先生(生田病院・滋賀県湖南市)にも日々刺激をもらっています。同期の中で学生時代は「落ちこぼれ組」に属していた私ですが、いつか彼らに追いつけるよう日々精進していきたいと思います。

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2014/12/07

第7回下鴨整形外科疾患フォーラム Nov. 29, 2014 @ リーガロイヤルホテル京都


第7回下鴨整形外科疾患フォーラムに参加しました。
私が勤務している京都下鴨病院では年4回、整形外科のトップランナーのドクターをお招きして講演をして頂き、知識と技術のUp to dateを図っています。

今回のテーマはバレーボールの障害についてでした。

藤田整形外科スポーツクリニックの院長で富士通テン女子バレーボール部のチームドクターをされている藤田健司先生に「バレーボールにおける上肢の傷害ー傾向とその対策ー」について、大阪回生病院の整形外科部長で久光製薬スプリングス女子バレーボール部のチームドクターをされている豊田嘉清先生に「チームドクターの実際〜女子バレーVプレミアリーグ」と題してご講演頂きました。

両先生に上肢傷害に関する機能解剖からチームドクターの実際まで詳細にご講演頂きました。私自身もバレーボール選手を診させて頂くことがあり、大変勉強になりました。

今回のフォーラムを通して得た知識や技術を今後の臨床に活かしていきたいと思います。

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2014/11/30

EPochセミナーで講演をしました Nov. 23, 2014 @大阪


EPoch主催のセミナーで「股関節前部痛に対する評価と治療〜股関節唇損傷における保存療法と鏡視下手術後療法の診かたを中心に〜」と題して講演をさせて頂きました。

当院の為沢一弘先生と一志有香先生にも実技講師を務めて頂きました。

講演の中でもお話しましたが、股関節唇損傷に対する運動療法はまだまだ確立されていないのが現状です。私自身が勉強している段階での講演でしたが、現在の私の考え方をお話させて頂きました。

今後は治療成績も含め報告していけるよう研鑽を重ねていきたいと思います。

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2014/11/06

第54回近畿理学療法学術大会に参加しました Nov 3, 2014 @ 大阪国際会議場


股関節フォーラムの翌日は大阪で行われた第54回近畿理学療法学術大会に運動器セッションの座長として参加してきました。

興味深い研究報告と症例報告があり、理学療法士ならではの視点での発表は面白さと更なる発展性を感じる内容が多かったと思います。

大阪医専教員時代の教え子2人の口述発表もあり聴講しました。

洛和会丸太町病院の出口真貴先生がWindswept deformityに対して両側同時TKAが施行された症例に対する治療成績についてと村上整形外科の木村健太郎先生が中学生に対する野球検診からCohort Studyを行い野球少年に多く発生する肘内側部痛と股関節屈曲内転可動域との関連について報告されました。

教え子の発表を聴講して、彼らの成長と多忙な臨床の中での努力に感慨深いものがありました。彼らから刺激をもらい、私も更に努力を続けようと思いました。

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第10回股関節鏡フォーラムに参加しました Nov 2, 2014 @ サンルートプラザ新宿 東京


日本股関節学会学術集会の翌日に開催された第10回股関節鏡フォーラムにも参加しました。学会とは異なり股関節鏡下手術のテクニカルな部分の内容が多く、股関節鏡視下手術のトップクラスのドクターの工夫や考え方を学ぶよい機会となりました。


船橋整形外科病院スポーツ医学センターの土屋明弘先生のご講演では草創期の関節鏡視下手術の大変さを動画でご紹介頂き、ほんの14〜15年前までは手術器具も今ほど充実しておらず、ドクターの先生方のアイディアや工夫でここまで進化してきているんだということを感じました。我々理学療法士もシンプルかつ工夫に富んだ理学療法を行ない進化していく必要を感じました。

関西医科大学の和田孝彦先生のご講演では日本人に多い臼蓋形成不全股とFAIに対する股関節鏡視下手術のReviewを詳細に伺うことができ、股関節鏡視下手術の限界と人工関節に至期間の理学療法のあり方について考えることが出来ました。


産業医大若松病院の錦野匠一先生はAIIS骨形態によるFAI手術後の治療成績についてご発表されました。私自身が注目している部分でのご発表は大変参考になりました。

今回の日股会とフォーラムで多くのことを学び考えることが出来ました。一つ一つ整理して今後の臨床に繋げたいと思います。

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2014/11/05

第41回日本股関節学会学術集会に参加しました Oct 31 - Nov 1, 2014 @ 京王プラザホテル 東京


日本股関節学会学術集会に参加してきました。
今回、日股会に参加した大きな目的の一つはLarson先生の講演を聴くことでした。Larson先生とは今春北九州で行われたAPHAMで面識があり、それ以降いくつか論文を読みましたが、FAIに関する論文や発表を多数されています。特に昨年発表されたAIIS impingementに関する発表は、まさに私が臨床で感じているものを発表されておられ、概念を基にした運動療法は効果的で、改めて是非お話を直接聴きたいと思っていました。講演後にLarson先生に直接質問出来る機会があり、RFについていくつか質問させて頂き、サジェッションを頂くことが出来ました。


言うまでもなく、私が股関節について考えを深めることが出来た最大のきっかけは昨年ISHAでの内田宗志先生との出会いがあったからです。今夏から当院でも内田先生の診療と股関節鏡視下手術が始まり、担当させて頂く症例が増えてきています。股関節鏡視下手術やFAIのいろはを教えて頂いた師匠といえる先生です。

今回の日股会参加のもう一つ目的は、来年ISHAでの発表に向けて考えを深めることです。今回の日股会では初めてリハビリ部門のシンポジウムが行われ、日本の理学療法士の現状を知ることができました。今後さらに臨床を重ねISHA Physio courseでの発表に繋げたいと思います。


今回の日股会ではFAIの診断基準についてシンポジウムが行われ、熱く議論が交わされました。その中で凡その診断基準の方向性が定まり、今後のFAI診断に活かされていくものと思います。


日股会終了後には股関節鏡志士の会(日本の股関節鏡治療をリードする先生達の懇親会)に参加して楽しくも、勉強になりました。このような先生方との繋がりは私にとって本当に財産だと思います。

今回の日股会参加で得たものを今後の臨床と来年のISHAでの発表に繋げたいと思います。

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2014/11/01

シンポジストとして肩関節の関節包性拘縮について発表しました Oct 26, 2014 @神戸総合医療専門学校


整形外科リハビリテーション学会神戸支部にて「肩関節疾患に対する基礎と臨床」をテーマとしたシンポジウムが開催され、「関節包性拘縮肩に対する機能解剖学的アプローチ〜私の評価〜」と題してシンポジストとして発表してきました。

発表後のパネルディスカッションでは主に腱板断裂に対する運動療法に関して討議が行われました。

議論は「腱組織の変性をいかに考慮して運動療法を展開するか」という臨床上とても重要な内容となりました。

腱組織の変性を推察する手掛かりとしての個人的な見解としては、年齢(ただ単に歳がいっているということではなく、どれだけの期間身体を使用しているのかということ)、性別、職業、断裂サイズと脂肪変性が重要であると思います。術後であれば術中所見もここに加わります。

ARCRについては医師の中でも不要論があります。それは無症候性腱板断裂という事実があるからに他なりません。一方で早期にARCRをしなければ断裂サイズが大きくなるとの報告もあります。

無症候性腱板断裂があるということは、徐々に進行する変性断裂では他の筋による代償機能が獲得出来るという解釈が成立するように思います。そして変性断裂に伴う疼痛は腱が断裂したことによるものではなく、骨頭の支点形成不全により関節求心位が保てなくなることで不安定な肩関節運動に起因していると推察できます。

一方、外傷性腱板断裂では急激な組織破綻による炎症と代償機能を獲得する時間経過が伴わないことによる関節不安定性との両方により疼痛が発生していると考えています。

つまり、炎症が沈静化し、代償機能が獲得出来れば多くの腱板断裂は保存療法の適応になるのかもしれません。このように考えるとARCR不要論にも一理あると思います。

しかし、ご本人の努力にも関わらず代償機能が獲得出来ない患者さんがいることも事実です。それを考えるとやはり何らかの外科的治療が必要になる場合があることも否定はできません。

現状での私個人の結論としては、どのような患者さんが代償機能が獲得できないかが分からない以上、一定期間運動療法を行ってみて十分な変化が得られない場合にはARCRは必要ということです。ただし、そこを明確にしていくためにエビデンスを積み重ねていくことが重要です。それが分かれば、この患者さんは保存療法で、この患者さんは手術適応で、という判断が出来るようになりますから。

医師同様、我々理学療法士も研究を積み重ねていく必要があると今回のシンポジウムに参加して改めて考えることが出来ました。


シンポジウム終了後には懇親会が行われ、楽しい時間を過ごすことも出来ました。

これからも関西の整形外科領域のリハビリテーションが発展するように仲間とともに邁進していきたいと思います。

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2014/10/27

第95回整形外科リハビリテーション学会京滋支部京都会場でFAIの講義をしました Oct 25, 2014 @京都下鴨病院


今年最後の定例会が10月25日に行われました。
鈴木千愛先生の症例検討1題と私がFAIの講義をしました。

FAI(femoroacetabular impingement)に対する運動療法はまだまだ確立されておらず、診断基準や症状に対する解釈についても議論がなされているところです。

今回は私の臨床経験から臨床上疼痛のトリガーと推察される大腿直筋に対する治療方法について簡単に解説して実技を含め報告しました。

今夏より産業医大若松病院診療教授 内田宗志先生が当院でも月1回診療を開始され、当院での股関節疾患の患者さんが増加してきています。

私自身がまだまだ勉強している段階ではありますが、内田先生にご指導頂く中で画像評価、理学所見、病態解釈など少しずつではありますが、理解が深まり臨床に反映出来てきていると実感しています。

今後、治療成績を含め臨床研究を進め、患者さんの回復に少しでも貢献出来るよう努力していきたいと思います。

11月にEPoch主催のセミナーで私が現状知りうるFAIを含む、股関節前部痛に対する運動療法について講演をさせて頂きます。ご興味がありましたら是非ご参加ください。

テーマ:「股関節前部痛に対する機能解剖学的評価と治療 〜股関節唇損傷における保存療法と関節鏡視下手術後療法の診方を中心に〜」

講 師:小野志操(京都下鴨病院 主任理学療法士)
実技アシスタント:為沢一弘先生(京都下鴨病院)、一志有香先生(京都下鴨病院)

開催日:平成26年11月23日(日)10:30〜16:30

会 場:市民交流センターよどがわ(大阪市淀川区)

参加費:8,500円

お申込はEPochホームページより
http://seminar.ep-och.com/seminar/790

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2014/10/21

AnswerPlus主催セミナーでの講演案内



AnswerPlus主催のセミナーで小野志操が講演をさせていただきます。

テーマ:「エビデンスに基づくTHA・TKA術後リハビリテーションの実際」

開催日時: 平成27年2月1日 日曜日 10時30分〜16時30分

会場: 大阪産業創造館5階研修室A・B

受講費: 8000円

受講申込はAnswerPlusホームページより
http://www.answerplus.info/conference/1feb15/

私のTHAの臨床とTKAの臨床・研究についてお話させて頂きます。
是非ご参加ください。

合同会社gene主催 触診~関節の機能解剖~-肩関節周囲-東京会場- で講演をしてきました Oct 19, 2014 @東京


整形外科リハビリテーション学会本部定例会終了後、合同会社gene主催の触診セミナーで講義をするために新幹線で東京に向かいました。

写真は一緒に講義をしてくださったJAとりで総合医療センターの豊田和典先生と吉田整形外科病院の富川直樹先生です。

箱根を超えてのメイン講師は初めてでしたので、関西吉本の芸人さんが初東京進出するような気持ちでしたが、豊田先生と富川先生のサポートのおかげで無事に講演を終えることが出来ました。

セミナー終了後の参加者アンケートを まとめたものを先ほどPDFファイルで合同会社geneセミナー事業部リーダーの藪上さんから頂きました。「とても有意義だった」と「有意義だった」を合わせて94%の参加者の先生方から「有意義だった」との評価を頂き、ひと安心です。

このような機会を与えて頂きました整形外科リハビリテーション学会理事の先生方、合同会社gene関係者の皆様、特にセミナーの準備にご尽力いただいたセミナー事業部リーダーの藪上知子様、セミナーにご参加くださった先生方そして私の拙い講義をサポートしてくださった豊田先生と富川先生に心より感謝致します。

今回セミナーでお話させて頂いた内容がどこかの患者さんのためになればと思っています。


東京へ向かう新幹線で同じく整形外科リハビリテーション学会本部定例会に参加した東京西徳洲会病院の八木茂典先生とご一緒させて頂きました。写真は今年春に行われたセミナーで八木先生とご一緒したときのものです。

八木先生は東京医科歯科大学で解剖を学ばれ、解剖に基づいた整形外科領域とスポーツ領域のリハビリテーションに卓越された理学療法士です。

八木先生と新幹線でいろいろと臨床や理学療法士としての目標についてお話を聞いて頂いたり、ご指導して頂きました。また新幹線だけでなく、東京到着後には高級ホテルのバーで美味しいお酒をごちそうになり、有意義な時間を過ごすことができ多くの刺激を頂きました。八木先生との時間は多くのことを考え学びの多いひとときでした。

今回の東京紀行で得たものを日々の臨床に活かしていきたいと思います。

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整形外科リハビリテーション学会本部定例会に参加しました Oct 18, 2014 @名古屋


この日は午前中に臨床を終え、午後から整形外科リハビリテーション学会本部の定例会に参加しました。(会場:国際医学技術専門学校, 愛知県名古屋市)

症例検討2題(肩と腰の症例)と症例報告1題(肩の症例)が行われました。

いつも臨床で患者さんを診ていて感じることは理学所見を丁寧に取ることの大切さです。ちょっとした患者さんの動作やちょっとした患者さんの発言の中に多くのヒントが隠されていますし、その得られたヒントから一つ一つ丁寧に理学所見を取ることで治療のターゲットが見えてきます。

もちろん画像所見も我々に多くを教えてくれますが、それもやはり所見の一つでしかありません。

バイアスなく常にニュートラルに患者さんの病態を評価することが大切です。

症例検討では自分以外の理学療法士の自分とは異なる視点や診方に触れることができ、多くを学ぶことが出来ます。

特に多くを経験し、研究を重ねてこられた先輩の先生方の考え方や評価のポイントを知ることは我々の成長には欠かせないといつも感じます。

定例会終了後に師匠と尊敬する林典雄先生(中部学院大学教授)と何故か記念撮影をしました。今回の症例検討でも林先生視点や考え方から多くを学ぶことが出来ました。

これからも師匠を目標に臨床に、研究に励みたいと思います。

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2014/10/12

HORSS 第2回研修会で講演しました Oct. 10, 2014 @姫路市勤労市民会館


姫路整形外科リハビリテーション&スポーツ研究会(HORSS)主催の第2回研修会で講演をさせて頂きました。

第1回研修会の参加者を上回る40名の参加があったそうです。

内容は拘縮治療の概論から始まり、CHL、RI、筋の解剖と夜間痛についてと最近私が有効性について検証を始めているDebeyre-Patteの概念に基づく棘下筋に対する徒手操作についての実技を行いました。

次回のHORSS第3回研修会は11月14日金曜日 19時〜21時まで同じく姫路市勤労市民会館で開催されます。次回の講師も私が務めさせて頂くことになっています。

内容は肩下方組織の理学療法についてです。興味がある方は是非ご参加ください。

姫路整形外科リハビリテーション&スポーツ研究会(HORSS)主催
第3回研修会

内容:「肩関節拘縮の評価と治療
    〜関節包と肩下方組織を中心に〜」

講師:小野志操(京都下鴨病院 理学療法士)
場所:姫路市勤労市民会館
日時:平成26年11月14日(金) 
         19:00~21:00

申し込み期間:平成26年10月10日~11月9日まで
(定員に達し次第、受付終了となります)
参加費:500円

お申込みはHORSSホームページより
http://horss.jimdo.com

2014/09/28

第54回近畿理学療法学術大会案内


第54回近畿理学療法学術大会

テーマ:「治療としての理学療法」
会 期:平成26年11月3日(月・祝日)
会 場:大阪国際会議場(グランキューブ大阪)

主 催:日本理学療法士協会近畿ブロック(担当:大阪府理学療法士会)

大会ホームページ:
http://www.physiotherapist-osk.or.jp/opta/kinki54/index.html

今年の近畿学会が上記にて開催されます。今回は座長を務めさせて頂くことになりました。

大会プログラムより

運動器系のセッションを担当させて頂くことになりましたので、大会テーマにあるように「治療としての理学療法」という視点からセッションが熱く盛り上がるように努めたいと思います。

大会プログラムを見ると、学生時代に実習でお世話になった恩師の先生や同期も座長として参加しておられますし、教え子も発表をするようです。

10年前の第44回大会は私が理学療法士になって初めて発表した学会で、私の学術活動のスタート地点です。今振り返ると10年間で少しは成長出来ているように感じます。個人的に思い出深い学会ですが、今回はいつもにも増して記憶に残る学会となりそうです。是非ご参加下さい。

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2014/09/27

The 27th Annual Congress of the International Society for Technology in Arthroplasty (ISTA 2014) 24-27, Sept 2014 @ Kyoto, Hotel Okura


 International Society for Technology in Arthroplasty (ISTA)という人工関節の国際学会でTKAの術後膝屈曲角と股関節可動域との関連について発表してきました。







TKA術後の膝関節可動域に影響を及ぼす因子については、術前膝関節可動域、膝蓋骨の厚みや変形、コンポーネント設置角度、Joint Lineの高さ、術後疼痛、術後リハビリテーションなど様々な報告がなされています。

膝関節伸展機構の術後癒着を予防することで術後屈曲角が概ね130°という深屈曲を獲得できることについて42th JSRAで報告しました。

それでもなお、術後膝屈曲角にばらつぎがあることも事実です。

術後患者さんの長坐位姿勢をよく観察すると、膝屈曲角が良好な症例では坐骨支持であり、膝屈曲角が不良な症例では仙骨支持となっている印象を持ちました。

「術後膝屈曲角と股関節可動域に関連があるのか?」=「二関節筋の影響があるのか?」という疑問を持ちました。

そこで、昨年の5th JOSKASで術後膝屈曲角が術前よりも低下した症例について術後膝屈曲角と股関節可動域に関連があるか否かについて調査し、股関節回旋可動域と術後膝屈曲角に相関があることを報告しました。

今回のISTAでは術後膝屈曲角で良好群(≦125°)と不良群(>125°)の2群に分けて調査しました。

結果はスライドに示すとおりですが、平均の術後膝屈曲角は良好群で132°と術前と有意差がない程度に改善しましたが、不良群では111°と術前よりも有意に低下しました。

単回帰分析では術後膝屈曲角と股関節内旋に正の相関を認め(r=0.27 p<0.05)、術後膝屈曲角と股関節回旋可動域にも正の相関を認めました(r=0.35 p<0.05)

重回帰分析では術前膝屈曲角、股関節外旋、股関節内旋が術後膝屈曲角の説明変数として選択されました。

また、良好群と不良群では股関節回旋可動域が良好群で有意に大きいことが示されました。(p<0.05)

今回の結果から股関節可動域が術後膝屈曲角に関与することが示唆されます。このことが意味することについての考察は様々成り立ちますが、少なくとも膝関節に停止する二関節筋の関与を疑う必要があります。

そこに着目した治療成績について今後報告していきたいと考えています。


今回は膝のセッションで主に参加しましたが、PSI(Patient Specific Instrumentation)の発表が多かったです。

Zimmerホームページより
PSIとは、患者さんのCTデータから、個々の患者さんの骨のモデルを作成し、その人の関節の形状に合った特注の骨切ガイドを製造し、正確にインプラントを設置するという方法です。


医師は正確にインプラントを設置するための技術革新を進めています。
PSIについて知ること自体は正直わたしたち理学療法士にはほとんど関係ありません。なぜならば、私たち理学療法士は軟部組織を治療対象としているからです。しかし、医師が革新を続けるように私たち理学療法士もより良い治療成績を目指して努力を続ける必要があります。

Dr. Greg Brown

私と同じセッションで発表されたGregory A Brown先生(MD, PhD;Park Nicollet Orthopedic Clinic)が発表の中で治療成績の向上で期待されることは、「痛みを取り除くこと」、「術後リハビリテーション」、「機能的に動く関節」と言われていました。

Greg先生はハーバード医科大学を出られた超エリートですが、発表の結論はシンプルでした。

私たち理学療法士も日々技術革新出来るように臨床と研究に勤しまなければならないと感じた学会でした。

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2014/09/23

EPoch主催セミナーでの講演案内



EPoch主催のセミナーで小野志操が講演をさせて頂きます。

テーマ:「股関節前部痛に対する機能解剖学的評価と治療〜股関節唇損傷における保存療法と関節鏡視下手術後療法の診かたを中心に〜」

開催日時: 2014 年 11 月 23 日 (日) 10:30 - 16:30

会 場: 市民交流センターよどがわ(大阪市淀川区)

受講費: 8500円

講師: 小野志操(京都下鴨病院 整形外科リハビリテーション学会認定A)

実技講師: 為沢一弘先生(京都下鴨病院 整形外科リハビリテーション学会認定B)
      一志有香先生(京都下鴨病院 整形外科リハビリテーション学会認定B)

受講申込はEPochホームページより
http://seminar.ep-och.com/seminar/790

FAIを中心に股関節前部痛の症状、病態、鏡視下手術、リハビリテーション(保存療法・術後療法)について触診、実技を交えて5時間講演致します。

是非、ご参加ください。

第23回整形外科リハビリテーション学会学術集会 22, Sept, 2014 @東別院ホール, 名古屋

第23回整形外科リハビリテーション学会学術集会が9月21日-22日に開催されました。

私は21日に娘の運動会があったため、21日の夜に行われた全体懇親会からの参加でした。

全体懇親会会場にて

左上:秋山整形外科 小野正博先生、上中:城北整形外科 三倉一輝先生
左下:京都下鴨病院 一志有香先生、中下:小野志操、右下:生田病院 辻修嗣先生

翌22日には勤務する京都下鴨病院から3名の先生方が口述発表されました。

永井教生先生

為沢一弘先生

一志有香先生

私は主題セッションの座長として座長レクチャーとパネルディスカッションの司会を務めました。


座長レクチャー

パネルディスカッション

今回の学術集会の演題採択率は約50%と質の高い演題ばかりでした。もちろん整形外科リハビリテーション学会ですから機能解剖に基づいた臨床に繋がる演題ばかりです。

当院から発表された永井先生、為沢先生、一志先生の3演題はどれも臨床に繋がる内容で質疑も活発に交わされ、素晴らしい口述発表でした。

学会終了後の京都下鴨病院スタッフ集合写真

左上:小野志操、中上:團野翼先生、右上:鈴木千愛先生
左下:為沢一弘先生、中下:一志有香先生、右下:永井教生先生
これからも臨床、研究で得られた知見を積極的にアウトプットしていきたいと思います。

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2014/09/14

1st HORSS Workshop(姫路整形外科リハビリテーション&スポーツ研究会 第1回研修会)で講演をしました 12 Sept. 2014 @姫路市勤労会館


姫路整形外科リハビリテーション&スポーツ研究会(HORSS;http://horss.jimdo.com)で臨床に繋がる肩関節の解剖とバイオメカニクスについて講演をさせて頂く機会を頂きました。

今回は導入編ということで、臨床的な評価に必要な解剖とバイオメカニクスについて簡単に整理してお話をさせて頂きました。

10月、11月とコースでご依頼を頂戴していますので、10月(第2回)は肩上方組織に起因する問題点と治療について、11月(第3回)は肩下方組織と関節包に起因する問題点と治療について講演させて頂きます。

第2回研修会の申込受付が既に始まっているようです。もしご興味がありましたら是非ご参加ください。一緒に肩関節治療について考えましょう。

内容:「肩関節拘縮の評価と治療 〜肩上方組織を中心に〜」
講師:小野志操(京都下鴨病院 理学療法士)
場所:姫路市勤労市民会館   第7会議室
日時:平成26年10月10日 19:00~21:00

申し込み受付期間:平成26年9月12日~10月5日まで
(定員に達し次第、受付終了となります)
参加費:500円
申し込み受付(HORSS主催 第2回研修会申込フォーム)

2014/09/08

第10回茨城整形外科リハビリテーション研究会全国研修会案内

私も実技講師として参加する予定です。

テーマ :「肩関節周囲の機能解剖学的触診と治療 」

主催 :茨城整形外科リハビリテーション研究会 
http://park14.wakwak.com/~ibareha/

日時 :平成27年1月10日(土)~11日(日) 
・1日目 9:20~受付、10:00~19:00頃の予定
・2日目 9:30~16:00頃の予定

会場 :財団法人横浜市教育会館(横浜市西区紅葉ヶ丘53番地)
http://www.ecole.jp/

内容 :肩関節周囲の骨・筋・靭帯の触診と機能解剖を理解し、臨床の治療に応用する。

講師 :林典雄先生(中部学院大学) 他15名予定

受講料 :25,000円(研修費のみ)

定員 :100名(申し込み多数の場合は選考します)

申込先:https://docs.google.com/forms/d/1sK2Txq8hN_notjwP8vWyS9nx5YGqCgN-hYgE5DLf4wg/viewform

その他 :申込みフォーム内に記載するアドレスは、振り込み案内、振り込み確認案内、最終案内を添付ファイルで送る際に使用させていただきます。

整形外科リハビリテーション学会人材育成プランB検定を同時に開催します。

整形外科リハビリテーション学会会員で条件を満たす検定希望の方は
申込みフォーム「B検定希望」にチェックしてください。
(人材育成プラン http://www.seikeireha.com/ 参照)

申込期間:平成26年9月14日(土)~定員になり次第、閉め切りとなります。

※申込1週間以内に参加受付の可否を申込メール宛に返信します。
※メールの返信がこない場合は、下記へ直接お問い合わせください。

お問い合わせ先事務局:
茨城整形外科リハビリテーション研究会
〒300-0053 茨城県土浦市真鍋新町11番7号
土浦協同病院 リハビリテーション科
担当者名:橋本貴幸(はしもとたかゆき)
TEL:029-823-3111 (代表) 内線3100
E-mail:rehabilitation@tkgh.jp 


整形外科リハビリテーション学会神戸支部立ち上げシンポジウムご案内

 
 
整形外科リハビリテーション学会神戸支部が設立され活動を開始します。
 
記念すべき第1回は「肩関節疾患における基礎と臨床~最新知見と臨床応用~」と題してシンポジウムが開催されます。
 
私もシンポジストとして講演させて頂きます。
 
シンポジスト・講演タイトル

稲葉 将史 先生 大久保病院
「肩関節の解剖・機能解剖  ~肩甲上腕関節を中心に~」

山本 昌樹 先生 大久保病院
「鏡視下腱板修復術後の運動療法のポイント」

辻 修嗣 先生 生田病院
「肩甲下筋断裂を伴った鏡視下腱板修復術後の運動療法と課題」

小野 志操 先生 京都下鴨病院
「関節包性拘縮肩に対する機能解剖学的アプローチ」

永井 教生 先生 京都下鴨病院
「投球障害肩の診方 ~病院に勤務する理学療法士の立場から~」

期日
2014年10月26日(日) 14:00~16:30  受付開始13:30

会場
神戸総合医療専門学校 大講堂
兵庫県神戸市須磨区友が丘7丁目1-21
(神戸市営地下鉄  名谷駅下車南へ徒歩約15分)
*ご来場の際は公共交通機関をご利用ください

アクセス
http://www.kobecc.ac.jp/kouthsu/

参加費
・整形外科リハビリテーション学会会員 2,000円
*2014年10月期からの会員を指します。会員の皆様にはお早目の登録手続きをお願い致します。

・会員外 4,000円 
   
お願い
受付の混雑緩和のため,フォームによる事前登録にご協力をお願いします。

お問い合わせ先
整形外科リハビリテーション学会神戸支部 事務局  [担当:井原]
E-mail:seikeireha.kobe@gmail.com
 
私の故郷での支部設立で、そこに関われることはこの上ない喜びです。
 
是非奮ってご参加ください。


2014/09/07

合同会社gene主催セミナー 「触診〜関節の機能解剖〜」で講義をさせていただきます


僭越ながら整形外科リハビリテーション学会本部からの拝命により、合同会社gene主催の触診講習会で講師を務めさせて頂くこととなりました。

テーマは「肩関節周囲の触診」です。触診技術についてなるべく丁寧にお伝え出来るよう心がけて講義をさせて頂きます。

林典雄先生著の「機能解剖学的触診技術」をご愛読の先生方はよくお分かりになられると思いますが、実際に触診してみると「おそらく触れていると思うが、確信が持てない」「誰か確認してくれる先輩がいたらいいのに」ということに遭遇することがあると思います。

本会の定例会で触診を行っていても、参加された先生方からこのような声を聞くことが多いです。

” 一から肩関節の触診をしてみよう ”

” 普段の復習をしてみよう ”

” 確認したいところがある ”

という先生方は是非、本セミナーにご参加ください。

本セミナーではランドマークとなる骨の触診から、運動療法を行う上でターゲットとなる靭帯・筋などの軟部組織まで、肩関節周囲の触診を網羅しています。

今回は私、小野志操がメインで講義をさせて頂きますが、実技講師として、

JAとりで総合医療センターの豊田和典先生
吉田整形外科病院の富川直樹先生

両先生にもご指導頂けることとなりました。

浅学菲才な私ではありますが、だからこそ参加される先生方の疑問点やpitfallが理解できているつもりです。

会場は東京ですが、是非ご参加頂いて有意義な一日にしましょう。

参加申込は合同会社geneホームページより
http://www.gene-llc.jp/seminar_info/?id=1400898948-314488

2014/09/01

整形外科リハビリテーション学会京滋支部京都会場Staff Blog


私が世話人を務める整形外科リハビリテーション学会京滋支部の京都会場スタッフがブログを始めました。http://seikeigeka.blogspot.jp 京滋支部の活動案内や報告はもちろんですが、整形外科関連学会や研修会、文献抄読、日々の臨床雑感など、整形外科領域のリハビリテーションについて情報を発信してくれています。是非一度ご覧下さい。

2014/08/11

姫路整形外科リハビリテーション&スポーツ研究会(HORSS)


姫路整形外科リハビリテーション&スポーツ研究会(HORSS)で月に1回研修会で講演させて頂くことになりました。

平成26年度 第1回研修会

講師:小野志操先生(京都下鴨病院 理学療法士)
場所:姫路市勤労市民会館 第7会議室
日時:平成26年9月12日(金) 19:00~21:00
内容:「肩関節の解剖学と運動学」

研修会参加は事前申込が必要です。
先着順になっていますので、お早めのお申込をお願いします。
下記の研修会参加申し込みフォームから入力して送信してください。

第1回研修会参加申し込みフォーム(平成26年9月12日開催)
https://ssl.form-mailer.jp/fms/5eda8fdb300011
申し込み期間:平成26年8月15日~9月5日
 *定員に達し次第、受付終了となります。

参加費:500円

姫路整形外科リハビリテーション&スポーツ研究会
http://horss.jimdo.com/

お近くでご興味があられる方は是非ご参加ください。

All for a smile of patient... by OH!NO!DX

2014/08/03

整形外科リハビリテーション学会京滋支部のホームページがリニューアルしました


私が世話人を務める「整形外科リハビリテーション学会京滋支部」のホームページがリニューアルしました。

毎月の定例会、9月に開催される学術集会、関連支部主催の研修会などリハビリテーションに関する情報が満載です。

是非一度ご覧になってください。

http://www.omirigaku.com

2014/07/30

6th JOSKAS(日本関節鏡・膝・スポーツ整形外科学会に参加しました 24 July, 2014 @広島



6th JOSKASに参加しました。

今年は教え子でもあるツカザキ病院の蓬大輔先生の共同演者としてです。



昨年のJOSKASで私が発表した際、「来年は僕も発表します!」と言っていた蓬先生が有言実行。

ARCR後の運動療法について治療成績を発表されました。堂々としたいいプレゼンテーションでした。

広範囲腱板断裂の治療戦略と題したパネルディスカッションでは肩関節外科のトップドクターズの手術とその考え方について学ぶ事が出来て、とても刺激的でした。

会場では内田宗志先生や同期で25日に発表された岡西尚人先生とも合流。

学会後は柴原基先生、岡西先生、蓬先生と新幹線の時間まで整形外科治療について熱くディスカッションしました。



 私は臨床があるため、1日だけの参加でしたが、たくさんの学びと刺激を受けました。今後の臨床と研究に繋げて行きたいと思います!

All for a smile of patient... by OH!NO!DX

2014/07/23

International Society for Technology in Arthroplasty(ISTA) 27th Annual Congress(第27回国際人工関節技術学会)



第27回国際人工関節技術学会に登録していた演題がAcceptされました。

昨年はアメリカのパームビーチで開催されましたが、今年はお膝元の京都での開催ということもあり、演題登録をしていました。

今年は論文投稿に主眼を置いて学術活動を行っていますが、年に1度は何か研究発表をしようと思っていましたし、国内で開催される国際学会にはなるべく参加しようと思っていました。

昨年のCORSに引き続き、今年も国際学会で発表できる機会を得ることが出来ました。

今回の発表は昨年JOSKASで発表したTKA(人工膝関節置換術)後の膝関節屈曲角と股関節可動域との関連についての研究を更に進めた内容です。

JOSKASでは術後屈曲角が術前よりも低下したグループの術後膝屈曲角と術前股関節可動域との関連を調査し、術後膝屈曲角と術前股関節外旋可動域に相関があることについて発表し、主題に選ばれましたが、今回は術後屈曲角良好群(≦125°)と術後屈曲角不良群(125°<)の2群間の術前股関節可動域に差があるか否かについて調査しました。

詳細についてはまだ発表していませんので記載は出来ませんが、興味深い知見を得ることが出来ました。

実際に今回得られた知見から臨床での理学療法に反映させ、良好な治療成績が得られてきています。

今後も来年のISHA 2015(国際股関節鏡学会)、再来年のICSES 2016(国際肩肘学会)に照準を合わせて、国際学会での発表を重ねていき、治療成績に反映させていきたいと考えています。

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