京都下鴨病院で整形外科の理学療法士をしている小野志操のブログです。
肩関節・肘関節・手関節・股関節・膝関節・足関節・腰背部の術後療法や保存療法、スポーツ障害に対するリハビリテーションを行なっています。
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40th JSS 第40回日本肩関節学会(2013/9/27-28) 

第40回日本肩関節学会にて
 
昨日、今日の2日間、京都で開催された第40回日本肩関節学会に参加してきました。国内外から1500名近くの医師や理学療法士など肩関節治療に携わる医療従事者が集まり、最新の研究を発表しました。
Effects of Early Rehabilitation to ROM and Cuff Integrity of After Artroscopic Rotator Cuff Tear 
私も当院の鏡視下腱板修復術(ARCR)後のリハビリテーションについてポスター発表をしてきました。昨今、ARCR後のリハビリテーションはSlow rehabilitationが推奨されていますが、当院では比較的Early rehabilitationのプロトコールに近い内容を行なっています。
リハビリテーションがEarlyかSlowかということではなく、如何に上手く術後肩関節の求心位を安定化させ、肩関節周囲筋のSpasmを軽減させるということが本質的に重要であり、そこが上手くいけば、自然と可動域が改善し、良好な治療成績が得られるということを発表してきました。
 
鈴木千愛先生:変形性肩関節症に人工骨頭置換術が施行された症例の理学療法経験

当院から鈴木千愛先生も肩の人工骨頭置換術後の理学療法について発表しました。今後、臨床だけでなく学術活動においても活躍されることに期待しています。



 今回の学会では来年より日本でも認可されることが決まっているReverse Shoulder Artroplasty(RSA)についてDe Lairesse KlinickのJaap Willéms先生がレクチャーされました。手術の方法はもちろん術後のメリットとデメリットについて勉強になることが多々ありました。

また、Jeffrey Stuart Abrams先生がanterosuperior rotator cuff tearの病態と治療について、Sang-Hun Ko先生がmassive tearに対するMason-Allen法について、船橋整形外科の菅谷先生がRepair Integrity向上のポイントについて、世界水準の最新肩関節治療について学ぶことが出来ました。

大阪医科大学の三幡輝久先生の大腿筋膜を用いての鏡視下上方関節包再建術についての発表は非常に興味深く、理学療法を行っていく上で勉強になりました。

今回の学会で学んだことを活かして、臨床に、研究に、これからも邁進していきたいと思います。

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